STマイクロエレクトロニクス、次世代スマートフォン向けに先進的な手ブレ補正用ジャイロ・センサを発表


Geneva / 05 Dec 2017

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、従来品よりも小型かつ高性能で、耐振性に優れた2軸MEMS(1) ジャイロ・センサのL20G20ISを発表しました。同製品を活用することで、これまでよりも小型・薄型のスマートフォン用カメラ・モジュールで高精度の手ブレ補正が可能になるとともに、省スペース化による新たな機能の追加が可能になります。

STの高集積・光学式手ブレ補正製品ファミリの最新製品であるL20G20ISは、小型サイズ(2.0 x 2.0 x 0.7mm)を特徴としており、従来品(L2G2IS : 2.3 x 2.3mm)よりも基板面積を1.29mm2削減できるため、カメラ・モジュールの小型化と回路設計の簡略化が可能です。高い抑制比(6dB)が優れた光学補正を実現するため、スマートフォンでの写真撮影時に手ブレの影響を低減することができます。

L20G20ISは、極めて高い精度を維持できるため、スマートフォンの設計時に使用されることが増えている厚さわずか0.2mm~0.3mmの最新の超薄型基板にはんだ付けされた場合でも、カメラ機構部の突起のないフラットな超薄型ケースを実現できます。また、L20G20ISはスマートフォンを動かすことによる基板変形の影響を受けず、ゼロレート・レベル(ZRL)を規格内に維持でき、安定した測定で手ブレ補正を実現します。

ノイズ特性も全体的に大きく向上しているL20G20ISは、3.8mdps/√Hzのノイズ密度(RND)、選択可能な位相遅延(最小1°、20Hz時)、±5dpsの標準ZRLの性能を有しており、スマートフォンのカメラでより鮮明な写真の撮影を実現します。また、±200dpsの最大検出範囲を維持すると同時に、感度と温度安定性が改善されています。内蔵の温度センサにより、クラス最高の補正性能を実現できるため、長い露出時間でも鮮明な画像を得ることができます。

STが持つ最先端のMEMS技術により、L20G20ISは、起動時間が70ms未満でありL2G2ISに比べ30%以上高速化されているほか、動作電流はわずか1.4mAと半分以下に削減されています。パワー・ダウン・モードとスリープ・モードも備えているため、スマート・カメラのソフトウェアでバッテリの消費電力をさらに削減できます。

L20G20ISは、シングルとデュアルのカメラ・モジュールに使用可能で、12リードLGAパッケージ(2 x 2mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約1.69ドルです。

(1)  MEMS:微小電気機械システム(Micro -Electro-Mechanical Systems):STは、モバイル機器向けのMEMS製品における世界的リーダーで、MEMS関連の特許と出願中特許を世界中で900件以上保有しています。

 

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