ST Life.augmented

新闻稿

STマイクロエレクトロニクス、Rambus社と包括的契約を締結

FD-SOI設計、セキュリティ、メモリおよびインタフェース技術を対象とした契約で、係争中の全ての申し立てが解決
ジュネーブ発 /
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、Rambus社(NASDAQ:RMBS)との間で包括的な契約を締結したことを発表しました。この契約により、両社は既存ライセンスを拡張すると共に、係争中の全ての申し立てを解決し、さらなる協力機会を検討することで合意しました。 

この多角的契約により、Rambus社は、STのFD-SOI(完全空乏型シリコン・オン・インシュレータ)プロセス技術の設計環境を利用することが可能になります。その結果、将来のメモリならびにインタフェース・ソリューションが、FD-SOIの小型化されたシリコン・ジオメトリ(28nm以下)および低消費電力性のメリットを受けることができます。


また、この契約の一部として、STは、Rambus社の事業部門であるCryptographyResearch社(CRI)の、差分電力解析(DPA: Differential Power Analysis)対策技術およびCryptoFirewall™コア・セキュリティ技術を、広範な製品に対して展開できるライセンスを取得しました。DPAとはセキュリティー攻撃の一種で、標的とする機器の消費電力の変動をモニタし、統計的手法を用いて暗号鍵などの機密情報を推定します。DPA対策技術は、銀行取引、身分証明書、ペイTV、ゲーム、スマートフォン、政府機関、およびその他アプリケーションで利用される暗号鍵を保護するために使用されます。 


CryptoFirewallとは、Cryptography Research社設計の独立したハードウェアベースのセキュリティ・ブロックで、様々な攻撃および不正使用に対抗する保護機能を提供します。


この新しいライセンスにより、STは、ペイTVを含むマルチメディア・サービス向けの最先端セット・トップ・ボックス(STB)用ICならびにゲートウェイの安全性をさらに高めることができます。


STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 デジタル・コンバージェンス・グループ ジェネラル・マネージャであるGian Luca Bertinoは、次の様にコメントしています。「Rambus社とのこの契約は、両社、業界およびお客様にとって大きな価値がある重要な技術を共有し、より広範に使用できるようにする、極めて有益なものです。Rambus社は、当社の革新的なFD-SOIプロセス技術をその設計において使用することが可能になる一方、STは、STB用ICの安全性のさらなる強化、ならびにDPA対策技術を関連する製品ポートフォリオ全体に展開することが可能になりました。」
Rambus社の事業部門であるCRI社で社長 兼 主任研究員を務めるPaul Kocher氏は、次の様にコメントしています。「STは、以前よりDPA対策技術をセキュア・マイクロコントローラに実装しており、データ・セキュリティ分野におけるリーダーとなっています。包括的かつ両社にメリットをもたらすこの新しい契約は、多種多様な製品とアプリケーションへの当社技術の導入を加速させます。これにより、デジタル・システムの安全性が向上し、お客様に対するメリットの提供につながるでしょう。」


また、係争中の全ての申し立ての解決に伴い、Rambus社の所有する特許で、メモリ・インタフェースおよびシリアル・リンクの革新的技術をSTが使用することも、契約の対象となりました。

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスについてSTは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」部門と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」部門の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st-japan.co.jp)をご覧ください。

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