ST Life.augmented

Press Release

STマイクロエレクトロニクス、ガリレオを用いた衛星測位用ICのテストを欧州宇宙機関と実施

ヨーロッパにおけるナビゲーション・システムのロードマップをサポート
ジュネーブ発 /
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、衛星測位用の1チップICであるTeseo IIが、ヨーロッパ独自の測位システム「ガリレオ」を用いた地上での測位テストに初めて成功したことを発表しました。この測位テストは、欧州宇宙機関(ESA)と共同で実施したものです。
軌道上のガリレオ衛星4機を用いた経度・緯度・高度の測位が、ESAのテクノロジー・センター(オランダ)およびSTのGNSS(全地球航法衛星システム)ソフトウェア開発ラボ(イタリア・ナポリ)により、初めて実施されました。

STとESAは、従来の静的テストと動的テストを、衛星を完全に見通せるルーフトップ・アンテナ(静的)および移動する通常のユーザ環境に近づけた試験用プラットフォーム(動的)を使用して実施しました。Teseo IIは軌道上のわずか4機のガリレオIOV(実証衛星)からの信号により、試験プラットフォームがたどった全経路において三次元測位を行うことができました。
STとESAは、共同テストの継続を計画しており、最初はGPS衛星とグロナス衛星の両方または片方で複数の衛星を組み合わせた測位テストを行い、その後、年内には、より多くのガリレオ衛星が利用可能になった時点で、厳しい環境下におけるガリレオ衛星のみのテストを行う予定です。
ESAとSTは、ESAの測位信号に関する理論および実波モニタリングから得られた知見と、STが衛星測位信号処理用ICの製造で培ってきた20年の経験を組み合わせ、ガリレオ衛星の信号を受信する低価格の民生用および車載用GNSS受信機の性能を評価するプロジェクトにおいて協力してきました。
 
低価格受信機は、帯域幅が狭くアンテナ性能も低くなっています。しかし実際には、業務用受信機よりも一段と厳しい状況で機能する必要があります。民生機器用受信機は、多くのマルチパス、大幅な信号減衰、大きな信号歪みが発生する高層ビル群等の場所でも機能する必要があるため、STのTeseo IIは、複数の衛星測位システムへの対応と極めて優れた感度を実現することにより、多種多様な民生用ナビゲーション機器に対応しています。
 

STのインフォテインメント・ビジネス・ユニット ディレクターであるAntonio Radaelliは、次の様にコメントしています。「ESAとの協力によって達成された歴史的な成果は、STの衛星ナビゲーションプラットフォームがガリレオに対応することを証明し、e-Call、料金徴収、テレマティックス、ナビゲーション等を実現する高性能GNSS測位用ICの主要サプライヤとして地位を強固にしています。さらに、複数の衛星測位システムからの信号に対応するTeseo IIの卓越した機能により、お客様は、ガリレオ全衛星の配備が完了する以前から同衛星によるナビゲーション機能を活用することができます。

注記
Teseo IIは、複数の衛星測位システムに対応する世界初の1チップ測位用ICとして2011年1月に発表されました。同製品は、スタンドアロン型の衛星信号レシーバで、GPS、ガリレオ(ヨーロッパ)、グロナス(ロシア)、準天頂衛星(日本)を含む全ての衛星測位システムの信号に対応しています。これにより、多くの衛星から信号を受信することが可能になり、高層ビル群を車で通過するような厳しい条件下であっても、TTFFの短縮や、高精度での継続的なトラッキングといったメリットを提供できます。


STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報は、STのホームページをご覧ください。www.st-japan.co.jp.
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