ST Life.augmented

プレスリリース

STマイクロエレクトロニクス、シャットダウン状態のPCから携帯型機器の充電を可能にするUSB充電コントローラICを発表

特許取得済みのデバイス接続検出機能と充電終了タイマを搭載したUSB充電エミュレータが、環境とユーザに優しい携帯型機器の充電を実現
ジュネーブ発 /

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、携帯型機器の充電に伴う環境への影響を大幅に軽減する先進的な機能を搭載した最新のUSB充電コントローラ ICを発表しました。

 

通常、スマートフォンやメディア・プレーヤは、データをやり取りする際にPCに接続されますが、多くの場合、PCのUSBポートから機器の充電も同時に行います。さらに、国際電気標準会議(IEC)の携帯電話用充電器の国際規格1では、USBインタフェース仕様を利用したUSB経由の充電が奨励されています。IEC2によると、USB経由での充電により、毎年製造される51000トンもの過剰な充電器の削減や、モバイル業界の温室効果ガスの年間排出量の内1360万トンの削減に貢献することが可能になります。

新しいSTCC5011 / STCC5021は、ソフトウェア制御によるシャットダウン状態にあるPCでも、USBポート経由の携帯型機器の充電を可能にすることで、省エネルギーと二酸化炭素排出量削減をさらに一歩進めます。両製品は、PCがシャットダウン状態でも動作するUSB接続検出機能を備えており、携帯型機器等が接続されたことを検出することができます。この機能により、PC側の充電用電源回路をUSB充電のために起動させることが可能です。また、両製品には電流モニタ機能があり、充電完了時には電源を切断するため、エネルギーを最大限節約することができます。他の充電器エミュレータICの場合、USB機器を充電するには、PCを動作モードまたはスリープ・モードにする必要があるため、シャットダウン・モードの場合と比較して消費電力が多くなります。

STCC5011 / STCC5021が搭載するPCシャットダウン状態でのUSB接続検出機能は、USB経由の充電における電力効率の向上と共に、エンド・ユーザの利便性を高めます。さらに、USBポートがアクティブ状態で携帯型機器の接続を待っている間、両製品による消費電力は、他の充電器エミュレータの16分の1で済みます。そのため、消費電力や通常利用時のPCバッテリ寿命への影響を最小限に抑えると同時に、利便性の高いUSB経由の充電機能を提供することが可能になります。両製品は、PCバッテリの完全な放電を回避するためのタイマ回路を備えているため、バッテリのみでPCを使用している状況でも、安全に充電することができます。

STCC5011は、充電電流が1Aに制限されており、Apple社のiPod®やiPhone®に適しています。一方、STCC5021の充電電流の制限値は2Aのため、iPodとiPhoneに加え、iPad® を充電することができます。両製品は、USBのバッテリ充電規格であるBC1.2とUSB2.0、USB3.0に準拠する他、電気電子機器廃棄物の削減と環境保護を目的として、USB経由の充電を要求する中国の通信規格YD/T 1591-2009にも準拠しています。また、BlackBerry®充電モードやApple®デバイダ・モード(上述した1A / 2Aでの充電用)といった機能により、各社独自の充電器にも対応しています。

STCC5011/5021の特徴

  • 充電器エミュレーション・プロファイルの選択可
  • USB2.0準拠USBデータ・スイッチ(帯域幅: 1000MHz)
  • 低オン抵抗のパワー・スイッチ(60mΩ)
  • 各種保護機能(過熱保護、短絡保護、UVLO)
  • DCP(Dedicated Charging Port) / CDP(Charging Downstream Port)モード での充電表示フラグ
PCのACPI(Advanced Configuration & Power Interface)モードにおける動作
  • ACPI S3モード(PCスリープ・モード)時にリモート・ウェークアップ対応
  • ACPI G2モード(シャットダウン / ソフトオフ、またはS5)時に機器の接続検出

STCC5011 / STCC5021は現在量産中で、VFQFPNパッケージ(16ピン、3 x 3 x0.8mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約0.75ドルです。
STのUSB充電器エミュレータの詳細は、http://www.st.com/usbchargingをご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。

2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報は、STのホームページ(www.st-japan.co.jp)をご覧ください。
 

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