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プレスリリース

Veredus Laboratories、多剤耐性結核菌の世界的脅威に対抗する高精度な多重分子診断ラボ・オン・チップを発表

シンガポール発 /

革新的な分子診断ツールの主要サプライヤであるVeredus Laboratories(以下Veredus)は、多重分子診断チップVereMTBTMを発売しました。このチップは、ヒト結核菌群(MTBC、Mycobacterium Tuberculosis Complex )とその変異株、および臨床的に関連するその他9種類の非結核性マイコバクテリウムを迅速かつ高精度で検出することができます。これらの変異株が多剤耐性を引き起こし、結核の世界的な拡散を再活性化させています。

多剤耐性を持つ結核への対応は、ヘルスケア分野における世界的な課題です。結核に有効な治療法は、素早く正確に診断した後、適切な薬剤を厳重な管理の下で投与することです。この治療法が持つ欠点は、結核が変異して、治療がより困難で治療費も高い薬剤耐性株になる可能性があることです。従来、結核感染の正確な特定には、最大8週間を要していました。それに対し、VereMTBは、最も時間を要する培養が不要なため、3時間以内に診断を完了し、感染と薬剤耐性の原因となる特定のマイコバクテリウムを検体*から特定することができます。さらに、小型システムであるため、必要とされる様々な場所に設置することができます。 

VeredusのCEOであるRosemary Tan博士は、次の様にコメントしています。「2011年、結核の患者数は870万人で、死亡者数は140万人にのぼりました。世界保健機構(WHO)によると、結核は単一の病原菌による死因として世界で2番目です(1)。この非常に感染力が強い疾病には、早い診断と適切な治療が不可欠です。VereMTBは、結核とその多剤耐性株のタイムリーな診断という重要なニーズをサポートし、適切な治療を確実にします。」

多重化分子診断ラボ・オン・チップVereMTBは、結核およびマラリアの新しい診断法を開発するヨーロッパの第7次フレームワークの一部であるTM-RESTプログラム**によって設計・テストされました。  

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 アナログ・MEMS・センサ製品グループ ジェネラル・マネージャである Benedetto Vigna は、次の様にコメントしています。「STは、ヘルスケア分野を対象とする最先端のシリコン技術を開発しています。STのセンサおよびパワー関連の技術は、携帯型機器から小型低侵襲デバイスまで、ヘルスケア分野における多くのイノベーションを実現してきました。STのラボ・オン・チップ技術を使用したVereMTBは、STの技術ポートフォリオを戦略的ソリューションとして活用し、ヘルスケアの世界的な課題に対応するSTの能力を実証しています。」

STの実績のあるラボ・オン・チップ技術をベースとしたVereMTBは、結核診断の新技術を評価する進行中のプログラムの一環として、中国疾病管理予防センター(北京)において現在評価中です。WHOの結核に関するレポート(2012年)によると、全世界の結核症例の約40%がインドと中国で報告され、2011年の多剤耐性結核の約60%がインド・中国・ロシアで発生しています。

国立結核リファレンス・センター所長 兼 中国疾病管理予防センター付属 国立結核管理予防センター副所長であるZhao Yanlin教授は、次の様にコメントしています。「私たちは、VereMTBに関し、疾病予防管理センターの国立結核リファレンス・センター(北京)において、検体を使用した評価を行ってきました。それらの検体は、他の方法では検出することが困難な多剤耐性株を見つけるという特別な目的を持って、中国全土から収集されたものです。結果として、スピード、精度およびその範囲の広さは大きく期待できるものでした。Veredusとの協力関係を継続し、結核の診断法に新しい突破口を開くことを楽しみにしています。」

VereMTBは、クアラルンプール(マレーシア)のKuala Lumpur Convention Centreで開催される第43回Union World Conference on Lung Health(2012年11月13~17日、ブース67)で展示されました。Veredusは、ラボ・オン・チップ等のバイオ・センサを含むセンサ技術をリードする世界的な半導体メーカーである ST(NYSE:STM、以下ST)の子会社で、シンガポールに本社を置いています。


注記 
* 検体には結核患者の痰を利用しています。


** ヨーロッパで出資を受けたコンソーシアムには、ST、シエナ大学(イタリア)、グラスゴー大学(英国)、ロンドン大学(英国)、Samara Oblast TB Service(ロシア)、National Reference Center for Mycobacterium(ドイツ)、University Hospital of Lung Diseases(アルバニア)、National Centre forInfectious and Parasitic Diseases(ブルガリア)、およびFoundation forInnovative New Diagnostics(スイス)が参加しました。臨床開発の主要メンバーは、イタリアのSan Raffaele Scientific Institute of Milanでした。プログラムの一環として、VereMTBは、サマラ(ロシア)、ソフィア(ブルガリア)、およびティラナ(アルバニア)より取得した検体で試験され、 最近では、カンパラ(ウガンダ)でも試験が実施されました。


Veredus Laboratoriesについて
Veredusは2003年に設立され、最初の製品を2005年に発表しました。多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTが過半数を所有する子会社で、シンガポールに本社を置いています。 

Veredusは、臨床や特殊分野等の各種テスト市場向けに、ST独自のラボ・オン・チップ・プラットフォームをベースとする革新的な多重化分子診断ソリューションの開発・製造・販売を行っています。VerePLEXTMバイオ・システムとして販売されるラボ・オン・チップ・プラットフォームは、MEMS(Micro-Electro-Mechanical-Systems)とマイクロ流路を組み合わせて多重化DNA増幅機能とマイクロアレイ検出機能を集積し、生体物質の高精度な分析を迅速かつコスト効率良く行います。

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STマイクロエレクトロニクスについて
STは、Sense & Powerおよびマルチメディア・コンバージェンス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。

2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい情報は、STのウェブサイト( " type="">www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

 

Veredus Laboratoriesへのお問い合わせ先

Hazelle Lam
Director, Sales and Marketing
Veredus Laboratories Pte Ltd
Mobile: +65 9431 3790
Email: hazelle.lam@vereduslabs.com

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