ST Life.augmented

プレスリリース

STマイクロエレクトロニクス、IBMおよびShaspa、スマート・ホーム・イニシアチブを推進

クラウド・コンピューティングが家庭内の「モノのインターネット(Internet of Things)」の制御を強化し、ジェスチャ認識や音声認識を含む複数のユーザ・インタフェースを通じて暖房・照明・セキュリティ等の管理に貢献

ラスベガス発 /

IBM(NYSE:IBM)、STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)およびShaspaは、製造メーカーおよびサービス・プロバイダの革新的スマート・ホーム・ソリューションの提供に向け、クラウドおよびモバイル・コンピューティングの活用に関し協力することを発表しました。消費者は音声・ジェスチャ認識といったユーザ・インタフェースを通し、家庭内の設備やエンターテインメント機器の管理・操作が可能になります。

「スマート・ホーム」では、ネットワーク機能を集約することで、テレビ、コンピュータ、モバイル機器を、スマート・メータ、照明、生活家電、プラグ、センサに家庭の内外で接続できるようなゲートウェイを構築します。Parks Associates社によると、2015年末までにホーム・ネットワークへ接続されるデバイスは80億台以上になると予測されています1

ラスベガスで開催された世界最大の家電製品の展示会において、3社は、テレビのデモを行いました。このテレビは、STのホーム・ゲートウェイと接続され、ビジネス・パートナーであるShaspaのソフトウェアを搭載し、IBMのクラウドと通信していました。同システムは、各種センサにより、室温や二酸化炭素2濃度、人の動きなど家庭内の状態を検知し、無線もしくはバッテリ不要のIPv6ネットワークを通してモニタできます。また、スマートフォンやタブレットからワイヤレス・ルータ経由でデータを通信できます。これにより、居住者は自宅を管理するための負担の大部分をクラウドに任せ、各種イベントや時間に基づく事前設定シナリオを利用し、システムと情報をやりとりをすることができます。 

3社は、今回のイニシアチブを通し、消費者が生活管理を行うアプリを搭載した電子機器を用いて、家庭の消費電力の確認、防犯システムや暖房・照明システムの管理、洗濯機等の生活家電の起動、健康状態および介護状況のモニタ、電子商取引の実行等が可能になると予測しています。例えば、移動が困難な人がテレビに向かってジェスチャすることで、玄関ドアの開閉、暖房温度の調整、健康状態の確認等が可能になります。同プロジェクトは、センシング・デバイスやセンシング装置が、人間の環境を感知する方法を模倣し、利用者のニーズや要求に対してシームレスに応答するという、電子技術の未来を実現するものです。

IBMのグローバル・エレクトロニクス・インダストリー部門ジェネラル・マネージャであるBruce Andersonは、次の様にコメントしています。「クラウド・サービスの登場により、パーソナル・クラウドの役割が日常生活やスマート・ホームにまで拡張され、エネルギー効率 / 医療・健康 / ホーム・エンターテインメントを向上させるという、新たな時代を迎えました。今回の協力は、クラウド・コンピューティングがIT効率化に利用されるだけでなく、ビジネス・産業イノベーションへの活用も示した好例です。今後、クラウド対応の電子機器が人間の要望を感知し、個人のニーズや過去のデータを確認・検出・記憶するように進化するでしょう。」 

本プロジェクトにおいて、STのホーム・ゲートウェイとShaspaの内蔵ソフトウェアは、家庭とIBM SmartCloud Service Delivery Platformのクラウド・サービスを繋ぐ役割を果たします。これにより、スマート・デバイスの管理や新たな消費者向けサービスの迅速な展開に向けたクラウド・プラットフォームが電子機器メーカーに提供されます。STiH416をベースとしたこのホーム・ゲートウェイは、「モノのインターネット」と接続・通信するための物理的接続、プロビジョニングおよび管理ミドルウェア、アプリケーション・プロトコル、インタフェースを提供します。コネクテッド・ホーム用システム・オン・チップであるSTiH416は、Linuxなどのソフトウェアと、業界標準規格OSGiに準拠するサービス管理システムを実行できます。
ゲートウェイとクラウド・サービス間のオペレーション用インフラストラクチャは、ShaspaのGUIおよびアプリケーション・ソフトウェアによって提供されます。内蔵されているShaspa製ソフトウェアのモバイル・インタフェースと組み合わされたIBM Worklightは、消費者が携帯型機器から住宅を制御・管理することを可能にするモバイル用アプリケーション・プラットフォームです。このモバイル・プラットフォームは、アプリケーションの構築、アプリと住宅内の各種センサの接続、各種イベントの管理に使用されます。モバイル機器へのデータ転送には、IBMのソフトウェア(MQシリーズやWorklight等)が利用されます。クラウドに取り込まれたデータは、高度な分析を用いた新たな考察に役立てられます。

Shaspaの創設者で最高経営責任者(CEO)であるOliverGohは、次の様にコメントしています。「スマートな建物は、持続可能な世界に向けた重要な要素の1つです。建物とクラウドをつなぐ今回のシステムは、コネクテッド・ライフが実現しつつあることを示しています。このセキュアかつスケーラブルな提案によってエコシステムが実現し、付加価値サービスの迅速な開発と普及を可能にします。」 

技術を活用することで居住者の生活を改善するインテリジェント・ホームのアイデアは、決して新しいものではありません。事実、1933年にシカゴで開催された万国博覧会の主要テーマでした。我々は、現在、拡張性・相互運用性・セキュリティが最初から組み込まれたインテリジェント・ホームを実現する段階にあります。インテリジェント・ホームの実現には、エコシステム全体に広がる主要企業の協力が必要です。 

STのアドバンスド・システム・テクノロジー部門 グループ・バイスプレジデント 兼 ジェネラル・マネージャであるAlessandro Cremonesiは、次の様にコメントしています。「スマート・ホームは、省エネルギーや、低価格かつ利用しやすい医療等、世界的に重要な課題に取り組むよりスマートな世界にとって重要な要素です。この開発を加速させるためには、多くの異なる技術やスキルを組み合わせる必要があります。今回のデモは、センサや低消費電力マイクロコントローラと通信機器からホーム・ゲートウェイにおよぶSTのソリューションと、実績のある当社とのパートナーシップが、スマート・ホームの実現に大きく寄与できることを裏付けています。」 

 

IBM logoIBMのクラウドおよびモバイル・コンピューティングについて
モビリティは人々の生活、仕事、娯楽および意思決定を根本的に転換しようとしています。インターネット登場以来、初となるビジネス向け新しい技術プラットフォームであるモバイル・コンピューティングは、組織が直面している最も大きな機会の一つです。ネットワーク、インフラおよびアプリケーションの接続・保守・運営・開発を行う各種ソリューションが、機器の数量を増加させます。IBMは、政府機関や業界団体がビジネスを変革し、全く新しい手法で顧客、従業員、パートナーおよびその他関係者とつながることを可能にします。IBMは、数多くの顧客にクラウド・モデルの導入支援を提供しており、毎日数百万に上るクラウド・ベースのトランザクションを管理しています。また、金融、通信、医療、行政等、幅広い分野の顧客に対し、自社クラウドの構築やIBMのクラウドをベースとしたビジネスおよびインフラ・サービスの安全な利用を支援しています。IBMは、主要なクラウド技術、業務に関する深い知識、クラウド・ソリューションの広範なポートフォリオ、世界的な供給センター網が1つになっているという点において卓越しています。IBMのクラウド・ソリューションの詳細については、www.ibm.com/smartcloudをご覧ください。その他、Twitterアカウント @cloudchat やブログwww.thoughtsoncloud.comもご覧いただけます。 

SHAPSAShaspaについて
Shaspaは、スマート・ビルディングの各種プロジェクトに対し、サービス・フレームワークを提供する主要企業です。端末間のフレームワークは、住宅、商業施設およびその他施設向けにカスタマイズされたオートメーションおよびコントロール・ソリューションを可能にします。2007年に設立されたShaspaは、環境管理を行う急成長中のサービスや技術を組み合わせ、革新的なプラットフォームを開発し、サービスを導入してきました。ワイヤレス・センサを採用し、手のひらから物理的環境や仮想環境をインテリジェントに統合管理するため、複数のメディアを統合します。

Shaspaのユーザは、エネルギー効率の改善、外出中の住宅管理、および一人暮らしのサポートが可能になります。Shaspaのプラットフォームは、空間開発アプリケーションと共にクリエイティブなデベロッパーを提供し、より良いエネルギー管理、物理現象へのより深い理解、インテリジェントな空間の創造に役立ちます。
Shaspaは、豊富な技術エコシステム(Web、モバイル、3D)を使用しています。

さらに詳しい情報はShaspaのウェブサイト(www.shaspa.com )をご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワーとオートモーティブ製品」部門と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」部門の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。 エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。

2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい情報は、STのウェブサイト" type="">www.st-japan.co.jpをご覧ください。

お問い合わせ先

Linda Hanson Hunt
IBM Media Relations

914-766-2015
lindah@us.ibm.com

Anette Schmidt
Shaspa – Media Relations

+49 7031-7145680
a.schmidt@shaspa.com

1Park Associates社 「Service Providers and the Connected Home」(2011年)http://www.parksassociates.com/whitepapers/parks-serviceproviders-wp2011
2二酸化炭素は一般的に危険ではありませんが、二酸化炭素濃度のモニタは部屋内の人数に合わせて換気を行う環境システムに有効です。部屋内の人数の把握は省エネルギーを可能にします。例えば、人数が少ない場合、二酸化炭素濃度が低下するため、換気レベルは低く設定されます。

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