
ホワイトペーパー: EVオンボード・チャージャ 設計上の課題と最適化ソリューション

OBCは、モータ、バッテリ、トラクション・インバータと並んで、EVの設計とその性能のために最も重要な要素の一つだと言えます。いかに大容量のバッテリや高効率のトラクション・インバータを搭載したとしても、サイズが大きく、航続距離を100km延長するための充電をするのに数時間も要するOBCを搭載したのでは、価値あるEVにはなりません。
このホワイトペーパーでは、OBC設計をより高い出力クラスへと移行させ、BEVやPHEVのオーナに、充電時間の短縮による良好なEV体験を提供する方法を解説します。
STは、電力変換チェーンの各ステージ向けにオートモーティブ・グレードのシリコンおよびSiCデバイスを幅広く取り揃えており、OBC設計に取り組むエンジニアに寄り添う最適なパートナであり続けます。

STPOWER SiCパワーMOSFETやショットキー・ダイオード、PowerGaNトランジスタなどのワイド・バンドギャップ・パワー・デバイスを採用することで、高効率で低熱放散の電力変換が可能になり、自動車設計者の仕事の価値をより高めることができます。
シリコン製のSTPOWERパワーMOSFETとIGBTも、最新の技術により超低 R DS(on)の堅牢なソリューションを可能にし、OBC設計において重要な役割を果たし続けることでしょう。また、パッケージングの革新により、車載機器やシステムに、高効率化を推進しながら効果的に発熱に対処できる最適なソリューションを提供します。