STの高電圧オペアンプ(10V~36V)シリーズは、消費電力とゲイン帯域幅のさまざまな組合せを提供します。幅広いオペアンプ製品により、必要な精度に合わせた最適な性能を得ることができます。高電圧オペアンプ・シリーズは、車載用電子機器やスマート・ビルディング、および産業用制御などのアプリケーションにおいて、センサの設計を簡略化します。
TSBシリーズの36Vレール・ツー・レール・オペアンプは、自社開発による先進的なBiCMOS製造プロセスの利点を生かし、従来のLM324オペアンプと同じ帯域幅を1/4の消費電力で実現します。
ESD耐性が高く、広い温度範囲にわたって安定した性能を示すTSBシリーズのオペアンプは、高い堅牢性と性能を提供します。

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TSB182: very high precision, 36V op amp
TSB182は、36Vまでの広い動作電源電圧範囲とレール・ツー・レール出力を特徴とする超高精度デュアル・オペアンプです。
AEC-Q100認定済みのため、高精度のシグナル・コンディショニングが不可欠な車載用および産業用アプリケーションに使用できます。
TSB582: High output current (200mA) 36V BiCMOS dual operational amplifier
放熱パッドで熱抵抗を最小限に抑えた省スペース・パッケージで提供されるTSB582は、内部サーマル・シャットダウンおよび出力電流制限機能を備え、産業用および車載用アプリケーションに適した高電流出力のデュアル・オペアンプです。
閉ループ・モータ制御システムでシャフトの角度位置を検出する方法として最もよく使用されるのは回転レゾルバです。レゾルバは、サーボ・モータ・フィードバック、石油・ガス生産、ジェット・エンジン燃料システム、航空機フラップ作動装置、通信測位システム、ハンドル操作 / 車両制御システムなど、軽工業から重工業までのさまざまなアプリケーションに利用されています。
一般に、回転トランスを通じて1次巻線に電力が供給されるため、ブラシやリングが不要です。そのため、全体的に信頼性と堅牢性が高く、温度変化が大きい、周囲に油や埃が多い、湿度が高いといった過酷な環境に最適です。
TSB582は、レゾルバ・デバイスの1次巻線を励磁するためのオペアンプとして設計されています。広い電源電圧範囲(4V~36V)を持つため、TSB582はAC / DC電源、バルブ・ドライバ、ライン・ドライバ、LEDドライバ、サーボ・ドライバなど、大きな電力を必要とするアプリケーションにも最適です。
TSB series: 36 V op amps for automotive and industrial applications
STの36V TSBオペアンプ・シリーズは、速度 / 消費電力比に優れることに加えて、きわめて高い電力密度とESD耐性に低消費電力を兼ね備えています。
- TSB511、TSB512、TSB514は、レール・ツー・レール入出力を備えた6MHzのゲイン帯域幅アンプシリーズです。2.7V~36Vの単一電源のほか、±1.35V~±18Vデュアル電源での動作が保証されています。
- TSB621、TSB622、TSB624は、広い動作電源電圧範囲とレール・ツー・レール出力を特徴とする、産業用および車載用アプリケーションに最適な汎用オペアンプシリーズです。36Vの電源電圧動作時において1チャネルあたりの消費電流が375μA未満でありながら、1.7MHzのゲイン帯域幅積を実現しており、消費電力と応答速度をバランスよく両立しています。
- 380µA/2.5MHz TSB57オペアンプ・シリーズは安定性と堅牢性に優れるため、幅広い電圧範囲のアプリケーションに最適なソリューションです。シングルチャネル(TSB571)とデュアルチャネル(TSB572)の2バージョンが用意されています。
- 100µA / 560kHz TSB61オペアンプ・シリーズは、-40℃~+125℃の広い温度範囲で動作します。産業用および車載用アプリケーションに最適で、シングルチャネル(TSB611)とデュアルチャネル(TSB612)の2バージョンが用意されています。
- 広い帯域幅のほか、高スルー・レート、低ノイズ、レール・ツー・レール機能、高精度といった特徴を兼ね備えた1.8mA / 6MHz TSB711(シングルチャネル)およびTSB712(デュアルチャネル)オペアンプは、フィルタ、電源、モータ制御、アクチュエータ駆動、ホール・センサ、抵抗トランスデューサなどの幅広いアプリケーションに役立ちます。22MHzバージョンのTSB7191(シングルチャネル)およびTSB7192(デュアルチャネル)も用意されています。