複雑な設計を容易にする、コスト効率に優れたコンパニオン・チップ
STは、最新のマイクロプロセッサ・ユニット(MPU)の進化する要求を満たすソリューションとして、新しいSTPMIC25パワー・マネージメントIC(PMIC)を発表します。このPMICは、STの最新MPUであるSTM32MP2シリーズ向けに専用設計されており、シームレスで効率的な電源ソリューションを提供します。マルチ出力機能を備えており、優れた性能を維持しながらシステムの小型化と効率化を実現します。
STPMICファミリの最新製品
STPMICシリーズは、内蔵LDOと高効率DC-DCコンバータで知られ、幅広い動作条件にわたって優れた過渡応答と出力電圧精度を提供します。STPMIC1がプログラム可能で、STM32MP1 MPUのコンパニオン・チップとして最適であるのに対し、新しいSTPMIC25はSTM32MP2シリーズを採用する設計者に最適です。
使用用途とアプリケーション例
STPMIC25シリーズについて
STPMIC25はDC-DCコンバータとLDOを内蔵しており、新世代のアプリケーション・プロセッサに加え、DDR、Flashメモリ、その他のシステム・デバイスなどの外部システム・ペリフェラルへの電力供給専用に設計されています。
- 高出力
- 低い動作電圧リップル / ノイズ
- 優れた過渡性能
- 強化された安全管理
主な機能
- 広いVIN電圧範囲:2.8V~5.5V
- 7個の高効率SMPS降圧コンバータ
- 6個の調整可能汎用LDO(ソフトスタートおよびプログラマブル放電モード付き)
- 2個の固定LDO(DDR3L / DDR4終端用LDOとUSB PHY電源用LDOが各1個)
- 1個のDDRメモリ用基準電圧VREFDDR LDO
- ユーザがプログラム可能な不揮発性メモリ(NVM)
- プログラム可能な出力電圧シーケンス
- I²CおよびデジタルI/O制御インタフェース
- WFQFN 56Lパッケージ(6.5mm x 6.5mm x 0.9mm)
正しいパワー・マネージメントICの選択方法