ST BrightSense
CMOSイメージ・センサの新しいポートフォリオ
ST BrightSenseポートフォリオは、独自のイノベーションに基づき、最先端のピクセル・テクノロジーを活用することで、小型化と超低消費電力を実現しています。グローバル・シャッター、3Dスタック、裏面照射(BSI)、およびキャパシタ・ディープ・トレンチ・アイソレーション(CDTI)テクノロジーを組み合わせることにより、ST BrightSenseカメラ・センサはスマートかつ高精度のリアクティブなカメラベースのシステムにおいて、優れた画質を実現します。豊富なオンチップ機能を使用することで、今まで以上に高速かつ高効率な処理が可能となり、次世代のスマート・デバイスに対応することができます。
プロモジュールとは、イメージ・センサ、レンズ・ホルダ、レンズ、コネクタを5mm平方以下の小さな面積に実装したSTの評価カメラ・モジュールのことです。すべてのST BrightSenseイメージ・センサに、レンズ仕様が異なる複数のプロモジュールが用意されています。全く同じコネクタとピン配列を備えたST BrightSenseプロモジュールは、便利なプラグアンドプレイ手法により、いつでも交換して各種のセンサやレンズをテストすることができます。
開発キット「Pボード」は、ST BrightSenseイメージ・センサをプロモジュールとして、組込みのプロセッシング・プラットフォームに統合することができます。このキットには、ST BrightSenseプロモジュールにプラグ・インするためのプロモジュール入力コネクタやMIPI CSI-2出力を装備したボードに加え、リボン・ケーブルが含まれています。Pボードに用意されているケーブルをプラットフォームに差し込むだけで、組込みのプロセッシング・プラットフォーム(STM32MP2やRaspberryなど)に簡単に接続できます。
開発キット「Sボード」は、最高のレンズ柔軟性を実現しながら、ST BrightSenseイメージ・センサを組込みのプロセッシング・プラットフォームに統合することができます。このキットには、イメージ・センサ、MIPI CSI-2出力、およびM12レンズ・ホルダを装備したボードに加え、デフォルトの接着されていないレンズとリボンケーブルが含まれています。接着されていないレンズは、ニーズに合わせて焦点を定めたり、別のM12レンズやさらに小さいレンズと交換したりすることもできます。各ST BrightSenseセンサには専用のSボードが用意されています。
汎用評価キット「EVKメイン」は、ST BrightSenseイメージ・センサや関連するプロモジュールをコンピュータ上で評価することができます。キットには、USB Type-C®出力とメカニカル・ホルダを装備した評価メインボードが含まれています。2つの入力コネクタを使用して、ユーザはターンキー・プロモジュールやSボードに自由にプラグインし、柔軟にレンズを含めた評価ができます。開発者は、EVKメインを平面に配置したり、三脚やラップトップに差し込んだりしてWebカメラとして使用することができます。
STは、ST BrightSenseポートフォリオ用に幅広いソフトウェアをご用意しています。これらは、STのWebサイトから無償でダウンロードできます。すべてのST BrightSenseイメージ・センサをサポートしている評価ソフトウェアは、EVKメイン・キットと併用でき、 コンピュータ上での詳細な性能評価が可能です。SボードまたはPボードと組み合わせて組込みのプロセッシング・プラットフォームと容易に統合できるよう、各センサにLinuxドライバが用意されています。