高精度オペアンプが高性能と省エネルギーを実現
今日では、センサが至るところに設置されており、様々な対象や使用環境(重量、UV、温度、速度、電流など)が絶えず測定されています。デジタル化が進む世の中においても、ほとんどのセンサはいまだにアナログで、極小の信号を提供しています。どうすれば低振幅信号を処理し、それらを正確にデジタル・ドメインへ安全に転送できるかが課題です。この課題は、必要とされる精度へのニーズに合った適切なオペアンプを選択することで対処できます。STは、車載および産業アプリケーション向けに、低電力かつゼロドリフトを特徴としたオペアンプTSZシリーズを、小型パッケージで提供しています。このシリーズは、ゼロドリフトのチョッパ方式アーキテクチャを採用しており、超低オフセット電圧を提供します。
使用用途とアプリケーション例
STの製品
ゼロドリフトのチョッパ方式アーキテクチャをベースとして、超低オフセット電圧を提供するSTのゼロドリフト・オペアンプは、最高水準の精度が求められる場合の最適なソリューションです。TSZシリーズは、車載グレード認定済みで、最大125℃、150℃、または175℃に対応可能で、小型パッケージにて提供されます(DFN、SC70、SOT23-5、MiniSO)。
主な機能
- 低入力オフセット電圧と優れた同相信号除去(CMR)により、動作範囲全体で正確な測定を実現
- ゼロドリフト機能により、温度変動が存在する場合でも補正の必要がなく、安定した測定を実現
- 低周波数ノイズ・キャンセリングにより、高ゲイン・アプリケーションに対応
- 広範なアプリケーションに対応できる拡張された温度範囲
- 低静止電流アンプにより、省エネルギーをサポート
最適な5V高精度オペアンプを選択する方法


