AI透明性レポート
免責事項:この資料のいかなる部分も、STマイクロエレクトロニクス(ST)の書面による許可なく複製することを禁じます。この資料の内容は、STのAI手法の継続的な進歩、適用される法律、規制、または関連ガイダンスの変更、あるいはその他の理由で、STの独自の裁量により予告なく変更されることがあります。STは、この資料とその内容、またはこの資料とともに提供される情報の使用によって生じるいかなる誤りまたは損害についても責任を負いません。この資料の内容およびその他の情報は情報提供のみを目的としており、法的助言を構成するものではなく、また、法的助言として依拠すべきものではありません。
概要
当社は、人工知能(AI)の責任ある開発と利用に取り組んでいます。当社は、当社のアプリケーションに導入されたAI(以下「AI機能」といいます)が規制要件を満たすだけでなく、業界のベストプラクティスと以下のAI原則にも従っていることを保証するために尽力しています。
- 設計段階からの透明性確保:必要に応じて製品内通知やAI透明性レポートの更新を通じて、公開性と説明可能性を優先します。
- プライバシー中心のデータ保護:透明性の高いデータ収集、責任ある使用、責任あるデータ管理は、AI機能のデータ保護における重要な柱です。
- アルゴリズムの説明責任:AIリスクを管理するための明確な説明責任システムを要求しています。
- 公平性と包括性:AI機能に不要な偏見や差別的慣行が含まれるリスクの軽減に努めています。AIは、すべての人に力を与え、すべての人の全体的な繁栄、包括性、成長に貢献すべきだと考えています。
- データ・スチュワードシップ:当社のAI機能は、業界で認められた情報セキュリティ保護対策を講じて設計されています。
- 安全性と信頼性の保証:当社のAI機能は、安全かつ確実に動作するように設計されています。
このAI透明性レポートでは、目的、手法、リスク評価など、各AI機能に関する重要な情報を概説したAI機能カードを通じて、当社が導入したAI機能に関する情報を提供します。AI機能カードは、その機能と開発や機能で使用されるデータに基づいて分類されます。
1 - AIカードの説明
AI機能、ソリューション、および製品の名称:AI機能の名称はAI機能カードの上部に表示されます。そのAI機能に関連するソリューションと製品は、最初の行に表示されます。場合によっては、AI機能がプラットフォーム全体に適用されることもあります。
目的:AI機能の使用用途と機能について説明します。
手法:AI機能に使用されるAIモデルの名称、AI機能の操作の詳細、開発で使用されるトレーニング・データに関する情報を提供します。
処理対象データ:AI機能を提供するための実行で使用されるデータの概要を示します。カテゴリには、公開ソース、独自ソース、お客様コンテンツとも呼ばれるお客様データ(つまり、お客様またはお客様を代理してAIアシスタント / チャットボットに送信されるデータまたは情報)などがあります。
お客様データは、AIモデルのトレーニングには一切使用しません。ただし、当社は、オフラインでの再トレーニングや微調整のために、プロンプトと応答の記録を行います。記録したデータは、ユーザ・コンテンツの再作成やユーザの再識別には使用しません。
- デフォルト:AI機能のコントロールがデフォルトで(つまり、事前設定の状態で)有効か無効かを示します。
- 無効化オプション:お客様管理者が機能を有効化または無効化できるかどうかを示します。AI機能を有効化または無効化するための操作については、下記のAI機能表に記載されています。
- 高リスク:健康や安全に害を及ぼしたり、個人の基本的権利に悪影響を及ぼしたりする可能性が高いAI機能。AIシステムが「高リスク」と判断される基準は、EU AI法第6条に記載されています。このようなシステムは、第6条第1項の安全コンポーネント基準を満たすか、附属書III(高リスクAIシステムの具体的なリスト)に記載されているカテゴリに該当するかのいずれかです。
- 限定的(透明性)リスク:汎用AIモデルを使用してオリジナル・コンテンツを作成するAI機能や、個人と直接対話するAI機能。例えば、自律型チャットボットや、長文コンテンツを要約したり、ソフトウェア・コードを自律的に作成したり、自然言語からデジタル画像を生成したり、与えられたプロンプトに基づいて記事や創造的な物語を作成したりする技術、オリジナルの楽譜や楽曲を作成する音楽制作ツール、アニメーション・シーケンスを生成したり、テキストの記述に基づいて動画を編集したりする動画生成ツールなどが挙げられます。
- 最小リスク:高リスクまたは限定的 / 透明性リスクのカテゴリに分類されないAI機能。例えば、スパム・フィルタ、在庫管理システム、ビジネス・プロセス改善ツールなどが挙げられます。
2 - 分類
当社では、AI機能をその機能や類似するデータ使用に基づいて分類しています。
AIチャット・アシスタント
このカテゴリには、STマイクロエレクトロニクスの信頼できる情報源(STマイクロエレクトロニクスのウェブサイトで公開されている製品資料、製品情報、インサイト記事など)のデータを使用してインプットに対し応答することで、知識を提供したり、顧客の質問に回答したりするAI機能が含まれます。これらのAI機能は、自然言語インタフェースを使用してカスタマイズされた情報を提供しており、多くの場合、より詳細な参照と検証のために補足資料へのリンクが含まれています。
これらのAI機能は、お客様が機能の実行のために入力するプロンプト以外、お客様データを使用しません。
AI機能:STM32 Sidekick
| 仕様 | 説明 |
|---|---|
| ソリューション / 製品 | www.ST.comのコミュニティ・ページ |
| 目的 | STM32の資料に関するお客様のカスタム質問に回答する会話型チャットボット。回答は、STマイクロエレクトロニクスの製品資料から生成されます。このAI機能は、お客様からの具体的な質問に合わせて生成した回答を提供することにより、お客様が当社のお客様向けリソース全体にわたって情報を調査したり、検索したりする時間を節約します。 |
| 手法 | 使用するモデル Azure OpenAIテキスト埋め込みおよびAzure OpenAI GPTバリアント 動作の仕組み 検索拡張生成(RAG)手法により、Azure OpenAIのテキスト埋め込みを使用してデータをベクトル表現に変換した上で、データを比較してユーザの質問に対する適切な回答を探し出します。 トレーニング・データ なし |
| 処理対象データ | お客様向け製品資料、製品情報、およびインサイト記事。 |
| コントロール | デフォルトのコントロール機能:無効 AI機能の無効化オプション:なし |
| EU AI法に基づくリスク評価 | 限定的リスク |
AI機能:STM32 Sidekick
STM32の資料に関するお客様のカスタム質問に回答する会話型チャットボット。回答は、STマイクロエレクトロニクスの製品資料から生成されます。このAI機能は、お客様からの具体的な質問に合わせて生成した回答を提供することにより、お客様が当社のお客様向けリソース全体にわたって情報を調査したり、検索したりする時間を節約します。
使用するモデル
Azure OpenAIテキスト埋め込みおよびAzure OpenAI GPTバリアント
動作の仕組み
検索拡張生成(RAG)手法により、Azure OpenAIのテキスト埋め込みを使用してデータをベクトル表現に変換した上で、データを比較してユーザの質問に対する適切な回答を探し出します。
トレーニング・データ
なし