コボットでは、ビジョン・センサおよび測距センサによって物体の位置検出と検査、力やトルクのセンシングによって組み立てや仕上げ工程の制御、MEMSセンサによって関節およびギアボックスの状態監視を通じた予知保全を実現しています。外部センシング・モジュールが周囲の作業空間を監視し、近傍の人や障害物を検知します。これによって人が近づいた時にアームを自動的に減速したり停止したりすることができます。ビジョン処理およびセンサ処理は、STが特に強みを発揮する分野です。FlightSense ToF測距センサやグローバル・シャッタ撮像からセンサ内部で解析処理を完結するインセンサ・インテリジェンスまで、幅広いソリューションを提供しています。エッジAIはデバイス上でデータを処理するため、ローカルでの状況認識と意思決定が可能となり、より高速な応答とデータ・セキュリティの強化を実現できます。
機能およびデバイス
| モダリティ | 機能 | STデバイス |
|---|---|---|
| ビジョン | 部品の位置検出および検査 | CMOSイメージ・センサ |
| タイム・オブ・フライト(ToF)および測距 | 近距離における接近および存在検知 | FlightSense ToF、LiDAR |
| 人および作業空間の認識 | アーム周辺の人や障害物の検出による安全な速度および分離距離の確保 | 外部のToFモジュールおよびビジョン・モジュール |
| 力 ⁄ トルクおよび慣性 | 接触力の計測とモーション・トラッキング | 6軸F/Tフロントエンド、IMU、加速度センサ |
| 振動モニタリング | 関節およびギアボックスの状態監視 | MEMS振動センサ |
| エッジAI | デバイス上での推論処理 | Neural-ART NPU搭載のSTM32N6、ISPUを内蔵したセンサ |
これらのデバイス上で動作するモデルは、STM32Cube.AIやNanoEdge AI StudioといったSTの開発ツールを用いて生成、最適化されます。