STは、Bluetooth® Low Energy(LE)ネットワーク・コプロセッサの製品ポートフォリオを提供しています。Bluetoothホスト・コントローラ・インタフェース(HCI)を採用することで、ハードウェアの拡張性とソフトウェアの柔軟な設計を実現します。STのBlueNRGネットワーク・コプロセッサは、最適化されたソフトウェア設計を活用し、導入リスクを最小限に抑えた製品です。Bluetooth LE通信を必要とする以下のアプリケーションに最適です。
- 通信機能がない既存のデバイスへの実装
- 外部ホスト・アーキテクチャを持つ製品ファミリ
- 高い演算能力またはアドホック・ペリフェラル群(高性能な限定目的の外部ホスト)を必要とする製品
STのBluetooth LEネットワーク・コプロセッサの製品ポートフォリオには、さまざまなプリント基板や機能セットの要件に適合するICおよびモジュールが含まれています。Bluetooth LEソリューション向けのホスト・コントローラ・インタフェース(HCI)や、独自プロトコル向けのLow Level Driverがサポートされており、さまざまな組込み設計に対応可能です。STによって事前にプログラムされた状態で出荷される内蔵のFlashメモリには、量産対応で、フィールドでの無線アップグレード(OTA)が可能な認証済みのBluetooth LEスタックが実装されています。
最適化された超低消費電力の無線フロントエンドと優れたRFリンクを効率的なパワー・マネージメント・アーキテクチャと組み合わせることで、デバイスのバッテリ寿命を数カ月から数年へと延ばすことができます。そのため、STのソリューションは、照明機器やスマート・ホーム機器、ビーコン、フィットネス・トラッカ、インスリン・ポンプ、補聴器など、消費電力が重要となるさまざまなアプリケーションに最適です。
オンボード・アンテナ、水晶発振器、RFバランを搭載したSTのBluetooth LEモジュールは、実績のある堅牢なソリューションを提供し、開発期間の短縮に貢献します。モジュールは、Bluetooth Qualification Expert(BQE) End product認証を取得しています。また、工事設計認証、RED、IC、FCC等の主要電波法認証済みのため、最終アプリケーションに迅速に統合できるだけでなく、使いやすいソリューションを実現します。
また、評価ボードやソフトウェア開発キット、アプリケーション・ノートおよび設計ガイドラインなど、さまざまなアプリケーションへの採用をサポートする豊富なツール・セットも提供されています。