STは、コンゴ民主共和国および、その周辺国における人権侵害または環境破壊に直接・間接的に関連する3TG(タンタル、スズ、タングステン、金)を調達しないよう、慎重な対策を講じています。
STは、2007年以降、紛争鉱石問題に取り組んでいます。タンタル、スズ、タングステン、金はいずれも製造工程に欠かせないため、サプライチェーンを把握し、これらの材料の産地を追跡するためにデューデリジェンス・プログラムを実施しています。サプライチェーンの製錬業者には、RMI(Responsible Minerals Initiative) 、旧称CFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative)、あるいはこれと同等の製錬業者監査イニシアティブに参加することを義務付けています。これにより、サプライチェーン上の金属がコンフリクト・フリー(紛争鉱石不使用)であることを保証するために最善を尽くしています。 |
STのサプライチェーンにおける鉱石調達
紛争鉱石の管理
STでは、以下の法規制およびベスト・プラクティスにしたがって紛争鉱石を管理しています。
- 米国ドッド・フランク法第1502条およびそれに基づく米国証券取引委員会(SEC)の関連規則
OECD紛争地域および高リスク地域からの鉱石の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス - RBA(Responsible Business Alliance)、旧EICC(Electronic Industry Citizenship Coalition)内のワーキング・グループおよびGeSIの関連書類および監査証跡
- ITRI Tin Supply Chain Initiativeの関連書類および監査証跡
ST製品における紛争鉱石不使用の取り組みをお客様にご確認いただけるよう、包括的な証明プロセスを構築しています。STのサプライヤには、誓約書の署名に加え、すべての製錬業者についてコンフリクト・フリーのステータスを申告するためのRMIテンプレートの提出を義務付けています。このステータスについては、第三者による認証を義務付けています。新規の製錬業者には、STとサプライヤの双方から、RMI(Responsible Minerals Initiative)プログラムへの参加を呼びかけています。
詳細については、以下の資料をご覧ください。
- ドッド・フランク法紛争鉱石レポート
- EU責任ある鉱石調達レポート
- 紛争鉱石および責任ある鉱石調達に関するSTのポリシー・ステートメント
- STの最新サステナビリティ・レポート
苦情申し立て窓口
STは、責任を持って倫理的に行動します。
紛争鉱石に関する申し立ては、STの不正報告窓口よりご報告いただけます。この窓口は、独立した第三者機関が運営しており、ウェブサイトまたは電話(多言語対応)を通じて24時間365日利用できます。