オンライフ時代では、エッジ側にあるセンサ内でインテリジェントな処理が実行されます。つまり、ユーザ体験に影響を与えることなく、オンラインとオフラインの境目をなくし、コネクテッド・デバイスがセンシング、演算、意思決定をシームレスに行います。
人工知能が各ノードに広がることで、より電力効率の高いコネクテッド・デバイスが実現され、データの機密性が強化され、データ転送の減少により迅速な意思決定が可能になります。
オンライフ時代のテクノロジー
2022年、STは、インテリジェント・センサ処理ユニット(ISPU)を組み込んだ新世代のMEMSセンサを提供します。ISPUは、信号処理とAIの技術を使用してモーション・データを分析するように最適化され、システムをウェイクアップすることなく、マイクロコントローラやゲートウェイ / クラウドにデータを転送する前にエッジでデータを処理します。
NanoEdge* AI Studioのソフトウェア・ソリューションでは、まもなくISPUがサポートされ、オンデバイス学習機能が提供されます。
オフラインからオンライフの時代まで、20年にわたるMEMSの歴史については、こちらのプレゼンテーションをご参照ください。このプレゼンテーションの概要は以下のとおりです。
- ISPUの概要
- エッジにおける3つの設計基準
- 技術的優位性
- オンデバイス学習ソリューション向けのNanoEdge™ AI Studio
イベント予定: tinyML Summit and Research Symposium
STは、2019年以降、tinyMLコミュニティに積極的に貢献しています。
tinyMLは、機械学習テクノロジーおよびアプリケーションの急成長分野で、超低消費電力でオンデバイスのセンサ・データ分析を実行できるツール、ハードウェア、アルゴリズム、およびソフトウェアが含まれ、バッテリ駆動デバイスを対象としてさまざまな状況での常時動作を実現します。
戦略パートナーかつゴールド・スポンサーであるSTは、3月28~30日のtinyML Summitに参加し、MEMSセンサ・サブグループのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるAndrea Onettiの基調講演、4つのポスター・セッション、ワークショップ、および製品デモをいくつか行います。
tinyML Summit 2022におけるSTの活動の詳細については、こちらをご参照ください。
* は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。