デジタル出力電流センス機能を搭載した、市場初の車載用ボディECUアプリケーション向けインテリジェント・ハイサイド・ドライバ
STは、デジタル・オンチップ診断機能に加えてデジタル出力電流センス機能を搭載した、市場初の新世代車載用インテリジェント・ハイサイド・ドライバを発表しました。STの新しいVIPower M0-9テクノロジーを活用して開発されたこれらの製品は、3.3Vデジタル・ロジックで動作する高効率の40Vトレンチ・バーティカルMOSFETおよび高精度のアナログ回路を小型QFNパッケージ(6mm x 6mm)に集積しています。
SPIインタフェースと複雑なデジタル機能を高度に集積することで、コスト効率に優れた設計を実現しています。
アプリケーションから独立して動作する複雑なドライバを提供することで、自動運転アプリケーションの実現に向けたAUTOSARへの準拠、およびソフトウェア開発を簡略化します。
VN9D30Q100F / VN9D5D20FNの主な特徴
- ディープ・コールド・クランキング・アプリケーションを対象とした超低電圧動作
- デジタル出力電流センス・フィードバックとフル診断機能に対応した24bit ST SPI
- デジタル出力電流センス用の10bit A/Dコンバータを内蔵
- 独立した位相シフトと周波数発振(チャネルごと)が可能なPWMエンジンを内蔵
- 堅牢なフェイルセーフ・システムを実現する先進的なリンプ・ホーム機能
- 直接入力やSPIによる制御
- 包括的なデジタル診断機能
- 標準的な車載プロテクション一式(プログラム可能なケース過熱警告、設定可能なラッチオフ、または時間制限付き自動復帰機能など)