STM32Trust

    セキュリティ・フレームワークのSTM32Trustは、次の2つのセキュリティ認証スキームを基盤としています。
  • Security Evaluation Standard for IoT Platforms(SESIP):Global Platformによって定義
  • Platform Security Assurance(PSA):Armによって定義

SESIPおよびPSAは、多様なIoTデバイスに対応可能な各種の評価方法を提供します。SESIPは、「自己評価」から「SOG-ISコモン・クライテリア評価の再利用」までの5つの保証レベルを定義することで、最高レベルの堅牢性を確保しています。PSAは、基本の脆弱性(レベル1)、スケーラブルなソフトウェア攻撃(レベル2)、および相当量のハードウェア攻撃(レベル3)の3つの保証レベルを定義し、これらからデバイスを保護します。

SESIPで定義される5つの保証レベル

SESIP L3プロファイルでは、両方の標準に対応するために、PSA L3保護プロファイルで定義されているセキュリティ機能とSESIP L3カタログ[SESIP]に記載されているSFR(セキュリティ機能要件)との間のマッピングを提案しています。このプロファイルには、プラットフォームのユース・ケースの大半をカバーすることを目指し、オプションのSFRもいくつか含まれています。

STのSTM32は、さまざまなレベルのセキュリティを提供します。

PSA保護プロファイルで定義されているセキュリティ機能とSFRとの間のマッピング