ヘルスケア
SOXAI は、その社名を「無病息災」という熟語でも知られる「息災」に由来し、「ヘルスケアをライフスタイルに」という野心的なビジョンを掲げて誕生しました。「SOXAI RING 1」は、日本国内におけるバイタル・センシング機能を備えた日本初(SOXAI調べ)のスマートリングです。SOXAIの代表取締役社長 兼 創業者である渡邉達彦氏は、光学における世界的な専門知識と、人々の健康をさりげなく追跡するというビジョンとともに、従来のスマートウォッチではなくスマートリングに可能性を見出しました。
2021年の創業時、SOXAIの成功は、快適な装着性と優れた精度を両立させるというシンプルな課題にかかっており、睡眠中や入浴中も装着できるスマートリングは、長期的に重要なデータを取得することで、その価値を高めていきます。
現在、さまざまなウェアラブル機器が世界のヘルスケア市場で普及しています。ウェアラブル機器のトレンドの一環として、かつてスマートウォッチが独占していた市場においてスマートリングがそのプレゼンスを高めています。スマートリングには、軽量であることや、手軽に一日中装着できる点、光電容積脈波法(Photoplethysmography:PPG)の測定が容易など、さまざまなメリットがあります。
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スマートウォッチは、日常の活動を連続的にモニタリングするという目的には適しません。SOXAI RING 1は、STのセンサを最大限に活用しています。
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渡邉達彦氏, SOXAI社 代表取締役社長 兼 創業者
SOXAI RING 1は、国内外の大学との共同研究やSTの技術を活用し、設計・開発・製造のすべてを日本で行っています。睡眠サイクル、心拍数、ストレス・レベル、身体活動量、消費カロリーをモニタリングすることができます。重さはわずか3グラムで、1回の充電で8日間の連続データ取得が可能です。
SOXAI RING 1のこの性能を支えるのが、STのLSM6DSOXをはじめとするスマート・デバイスです。LSM6DSOXには、加速度センサとジャイロセンサが搭載されているとともに、大きな差別化要因となる機械学習コア(MLC)が内蔵されています。
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SOXAI RING 1は、24時間365日、入浴中でも装着でき、1回の充電で最大8日間使用できます。これによって、より多くのデータを収集し、より正確なモニタリングを可能にします。
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渡邉達彦氏, SOXAI社 代表取締役社長 兼 創業者
センサに内蔵された機械学習コアは、SOXAI RING 1に搭載されたマイクロコントローラ(マイコン)の負荷を軽減することで、大きなメリットを提供します。機械学習コアによって、マイコンが加速度センサとジャイロセンサから出力される生データを処理する必要がなくなるため、処理するデータ量が従来モデルと比べてきわめて少なくなっています。また、マイコンの消費電力削減にも貢献しています。SOXAI RING 1の場合、機械学習コアは最低10時間のバッテリ寿命延長に貢献し、発売と同時に市場において競争優位を獲得しました。また、SOXAI RING 1は、長期間快適に着用できるデバイスというビジョンに沿って、防塵・防水設計が施されており、優れた耐久性と寿命が保証されています。
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SOXAI RING 1の開発にあたり、 世界で初めてエッジAIを搭載したST製のセンサを採用しました。第一世代品と比較して、SOXAI RING 1は少なくとも10時間のバッテリ持続時間の延長を実現しています。これは、ウェアラブル機器においてきわめて革新的な技術です。
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渡邉達彦氏, SOXAI社 代表取締役社長 兼 創業者