STマイクロエレクトロニクス、非接触で簡単にパラメータ設定が可能なNFCダイナミック・タグICを発表


Geneva / 01 Oct 2018

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、非接触通信による革新的な方法で、製造工程内や市場で稼働中の製品のソフトウェア・パラメータを設定し、使用時のセットアップや微調整を簡略化するNFCダイナミック・タグICであるST25DV-PWMを発表しました。同製品は、ISO15693に準拠した産業用RFIDリーダ、NFC機能搭載スマートフォンや各種モバイル機器に対応した照明機器、モータ駆動の生活家電、ファン、サーモスタットなど、PWM(パルス幅変調)ベースのコントローラを搭載するあらゆる機器を対象にしています。

 

STの実績あるNFC技術をPWMロジックと初めて組み合わせたST25DV-PWMは、組込みのパルス幅 / 周期メカニズムを使用することで制御信号を生成します。制御信号は、RFIDインタフェース(NFC Type 5およびISO/IEC 15693準拠)経由で受信して内蔵EEPROMに保存された設定に基づきます。また、PWM出力は、機器のPWMブロックの電源がオンになるとすぐに作動し、RF回路とは独立して動作します。そのほか、利便性をさらに高めるため、PWMの設定は、機器の動作中でもNFCインタフェースを介して都度変更することができます。

ST25DV-PWMには、4mAのプッシュ・プルPWM出力を1つ搭載するST25DV02K-W1と、2つ搭載するST25DV02K-W2の2品種があり、LED(最大2個)の調光やモータ(最大2個)の速度調整を独立させて実行することができます。高品質かつ高精度のPWMジェネレータのパルス幅分解能は62.5nsで、最低周波数(488Hz)における15bitの分解能と最大周波数(31.25kHz)における9bitの分解能に相当します。動作温度範囲は-40°C~105°Cで、電源デカップリング・コンデンサ以外には、オシレータなどの外付け部品は不要です。

PWMのパラメータは、製造、販売、取付け、保守のいずれの工程においても、非接触インタフェース経由で更新することができます。ST25ファミリの他の製品と同様に、ST25DV-PWMには、認証用TruST25™デジタル署名など、資産やデータを保護する機能が数多く搭載されています。さらに、32/64bitの独立したパスワード保護領域により、内蔵EEPROMへの不正アクセスを防止します。

TSSOP-8もしくはSO-8の2種類のパッケージで提供されます。

単価は、1000個購入時に、ST25DV02K-W1(シングル出力)が約0.37ドル、ST25DV02K-W2(デュアル出力)が約0.45ドルです。両製品とも、現在サンプル出荷中です。

詳細については、http://www.st.com/st25dv-pwmをご覧ください。

注記
STは、NFC Forumのボード・メンバー、ならびにISO-IEC WG8ワイヤレス・ワーキング・グループやISO 14443 / ISO 15693タスク・フォースなどのイニシアチブで活動するメンバーとして、非接触技術の開発をリードしています。非接触プログラミングにISO 15693 NFC技術を採用することで、通信距離、リーダの位置、アンテナ・サイズをより柔軟に最適化することができます。

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