STマイクロエレクトロニクス、柔軟性と安全性に優れた小型の600V/3.5Aフル・ブリッジSiPを発表


Geneva / 05 Nov 2018

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、高電圧ブラシ付きDCモータおよび単相ブラシレス・モータ向け高密度パワー・ドライバであるPWD5F60を発表しました。同製品はシステム・イン・パッケージ(SiP)で、600V/3.5Aの単相パワーMOSFETブリッジ、ゲート・ドライバ、ブートストラップ・ダイオード、保護機能、およびコンパレータ(2個)を、小型パッケージ(15 x 7mm)に集積しています。熱効率に優れており、ディスクリート品と比較して実装面積を60%低減するとともに、信頼性の向上と設計・組立の簡略化を可能にします。 STマイクロエレクトロニクス、柔軟性と安全性に優れた小型の600V/3.5Aフル・ブリッジSiPを発表

単相フル・ブリッジ・モジュールであるPWD5F60は、産業用ポンプおよびファン、送風機、家庭用電化製品、FAシステムなどに使用されるブラシ付きDCモータの駆動に最適です。また、特に低コストで高い耐久性と効率性が要求される電気製品用の単相ブラシレス・モータを対象としています。さらに、優れたコスト・パフォーマンスと利便性を備えているため、電源ユニットでの使用にも適しています。

PWD5F60には低オン抵抗(1.38Ω)のNチャネルMOSFETが搭載されており、中程度の電力負荷において高い効率を実現します。内蔵ゲート・ドライバは、信頼性の高いスイッチングと、低EMIを実現できるように最適化されています。また、ブートストラップ・ダイオードにより、ハイサイド入力供給用の外付けダイオードや受動素子を追加しなくても、高電圧起動が可能になります。

内蔵コンパレータ(2個)が、ピーク電流制御や過電流保護および過熱保護などの機能の実装を簡略化し、柔軟性を高めます。ピーク電流制御は、位置検出用のホール効果センサとともに使用することでスタンドアロン型のコントローラとして機能するため、専用のマイコンが不要となり、制御電子回路にかかるコストを大幅に削減できます。また、調整可能なデッドタイムや、パワーMOSFETを1組のフル・ブリッジまたは2組のハーフ・ブリッジに設定できることで、柔軟性がさらに向上しています。10V~20Vの動作電圧範囲と、3.3V~15Vの制御信号に対応した入力により、ホール・センサや、ホスト・マイコンまたはDSPとの接続も簡単です。

貫通電流保護と減電圧ロックアウトもあらかじめ内蔵しているため、低効率の条件や、危険な状態での動作を防止することで機器を保護することができます。

PWD5F60は現在量産中で、マルチ・アイランドのVFQFPNパッケージで提供されます。単価は、1000個購入時に約2.15ドルです。同製品は、Electronica 2018(ミュンヘン、2018年11月13日~16日)のSTブース(ホールC3/101)で展示される予定です。

詳細については、www.st.com/pwdをご覧ください。

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