じゃんけんプロジェクトに AIを追加したいのに、専門知識がない場合でも、 NanoEdgeを使用すれば、AI知識は必要ありません。 直観的なインタフェースと Arduino IDEとの互換性により、NanoEdge AI Studioがあなたに代わって複雑な処理を行います。
データを収集し、NanoEdge AI Studioにインポートするだけで、最適なモデルを自動で探します。 経験豊富なメーカーも、起業したばかりのメーカーも、 NanoEdge AIがあればArduinoプロジェクトへのAIの統合を難なくこなせます。
アプローチ
目的は、 Arduino IDEで NanoEdge AI Studioを使用してAIじゃんけんの簡単なデモを作成することです。 これらのツールを選んだ理由は シンプルさで、このデモはわずか2~3時間で作成できます。
詳細な手順ガイドは こちらからご覧いただけます。
まず、ToF測距センサを使用して、以下の4クラスのデータを収集しました(データセットは こちらからダウンロードできます)。
- アイドル状態を表す空
- グーのジェスチャ
- パーのジェスチャ
- チョキのジェスチャ
ToF測距センサは8 x 8行列データを出力します。これを64サイズの信号に整形し直します。
NanoEdgeは、この4クラスを認識できる最適なAIライブラリをベンチマークして特定するのに役立ちました。
NanoEdge AI Studioバージョン4.4では、Arduino IDE互換のライブラリ・コンパイルが可能になりました。
仕上げとして、Arduino IDEで実際のデモを作成します。
- NanoEdge AIライブラリとともに、必要なライブラリ(TOF、ディスプレイなど)をインポートします。
- ToFデータを収集し、AIに検出させるためのメイン・コードを作成します。
- プレーヤとAIが出したサインを両方表示します。
これで遊ぶ準備ができました!
センサ
データ
データ長64(ToFからの8 x 8行列)
結果
精度:95.8%、使用RAM:1.1KB、使用Flashメモリ:111.3KB
モデル作成ツール NanoEdge AI Studio
要件に合った最適なAIモデルを簡単に見つけられるようユーザをステップ・バイ・ステップでガイドし、組込みプロジェクトにAIを追加できる無償のAuto MLソフトウェアです。
対応製品 STM32マイコン
Arm® Cortex®-Mベース32bitマイコンのSTM32ファミリは、マイコン・ユーザに高いレベルの自由を提供します。完全統合性および開発の容易さを維持しながら、高性能、リアルタイム性能、豊富な機能、デジタル信号処理、低消費電力 / 低電圧駆動、およびコネクティビティを兼ね備えた製品を提供します。