ISO8200AQ

概要

ISO8200AQは、非常に低い消費電流を特徴とするガルバニック絶縁型8チャネル･ドライバです。各ドライバには、プロセス･ステージ用のV_CCと制御ロジック･ステージ用のV_DDという2つの独立したガルバニック絶縁型電圧ドメインが備わっています。このICは、片側がグランドに接続されているあらゆる種類の負荷を駆動するように設計されています。

制御ロジック･ステージには、8bitの出力ステータス･レジスタ（マイコンがプロセス･ステージでの出力チャネルのON / OFFステータスを設定）と8bitのフォルト･レジスタ（各チャネルのOVTフォルトが格納される）があります。これら2つのステージは、ST独自のプロトコルにより、ガルバニック絶縁型チャネルを介してやり取りを行います。

チャネルごとに独立したアクティブ･チャネル電流制限（OVL）とサーマル･シャットダウン（OVT）により、デバイスを過負荷と過熱から保護します。

追加の機能として、グランド断線保護、V_CCおよびV_DD UVLO（ヒステリシス付き）、ウォッチドッグ、およびV_CCパワー･グッドも搭載されています。

チャネルOVTを示す共通FAULTの内部回路はワイヤOR接続した非ラッチ型のデザインとなっています。PGOOD診断ピンは、V_CCがパワー･グッド内部しきい値を下回るとアクティブになります。FAULT端子とPGOOD端子はいずれもオープン･ドレイン、アクティブ･ローの異常検出端子です。