STは、OECD(経済協力開発機構)デュー・ディリジェンス・ガイダンスの附属書IIに示されたリスクに直接または間接的につながる鉱物の調達を防止する厳重な対策を講じています。
その目的は、サプライチェーンで使用される金属が責任を持って調達され、紛争鉱物の不使用を保証することです。そのため、すべての一次サプライヤおよび協力会社にSTのポリシーを共有し、広く認められたプログラムによって認証され、有効な保証を得ている製錬業者にのみ調達先を限定することを要求しています。
STは2007年以来、一次サプライヤに対する内部統制を実施することで責任ある鉱物調達に取り組んでいます。また、RBA(Responsible Business Alliance)への加盟とRMI(Responsible Minerals Initiative)への積極的な参加を通じて、業界全体の取り組みにも協力しています。
STは、自社の要件を満たすために、OECDデュー・ディリジェンス・ガイダンスに従い、RMIツールおよびリソースを組み込んだデュー・ディリジェンス・プロセスを確立しました。
責任ある鉱物調達は、STにとって優先課題の1つです。STは、毎年発行されるサステナビリティ・レポートや、米国証券取引委員会(SEC)およびEU規制局に提出している紛争鉱物レポートを通じて、この問題に関する進捗状況を公表しています。
また、顧客要望に応じて、サプライチェーンの調達や認証に関する詳細な情報を提供しています。この情報は、広く認められているRMI報告テンプレート、紛争鉱物報告テンプレート(CMRT)、および拡張鉱物報告テンプレート(EMRT)を通じて共有されます。これらのテンプレートは当社の調達慣行の包括的な概要を提供し、透明性を高めます。
STは、法的要件の遵守、企業倫理、サステナビリティにおける影響を最小化するため、サプライチェーンの継続的な監視や鉱物の使用・処理の定期的な評価を行っています。
導電性と耐食性に優れる。
抵抗接点を促進。
熱伝導性と導電性に優れる。
トランジスタ速度を向上。
導電性、耐食性、軽量性に優れる。
基板接合用の電子はんだ。
熱安定性、導電性、耐食性に優れる。
ハイテク・キャパシタ用の優れた絶縁体。
電子移動を改善。
小型化を実現。
低電力損失性、絶縁性、高電圧耐性に優れる。
RMI(Responsible Minerals Initiative)は、2008年に設立され、400社を超えるメンバー企業が加盟する組織です。サプライチェーンにおける責任ある鉱物調達に対応するためのツールやリソースを開発しています。また、それらのリソースを通じて、メンバー企業が製錬業者や精製業者のコンプライアンス状況を評価できるようにする業界全体にわたる包括的なプログラムを策定しています。
STはRMIのワーキング・グループに参加し、同業他社と協力して鉱業部門全体の大幅な改善を推進しています。その目的は、人権侵害を防止すると同時に、深刻な安全・衛生・環境リスクを軽減することです。
STは、タンタル、タングステン、金、スズ、およびコバルト(3TGC)に関するDAP(Downstream Assessment Program)評価を業界で初めて受けた半導体メーカーの1社です。.
その結果、DAP認証を取得し、ディリジェンスおよびコンプライアンス状況の評価を隔年で受けています。 .
この認証は、3TGCを含む製品をEUに輸入する企業に第三者機関による独立保証を提供します。
責任ある鉱物調達活動の開始
大湖地域国際会議、CFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative:RMIの前身)
米国ドッド・フランク法成立、企業向けOECDデュー・ディリジェンス・ガイダンス
ST初のCMRT宣言とRMI加盟
米国証券取引委員会(SEC)規則案
コバルト報告テンプレート(CRT)の策定に向けたコバルト・パイロット・プログラムへの初参加
EU規則2017/821可決
初のCRT宣言
初のDAP認証取得とEMRT宣言
EU規則2017/821施行
DAP更新
EU規則2017/821施行
鉱物から精錬鉱物へ
大規模採掘(LSM)
スモールスケールマイニング(ASM)
大規模採掘(LSM)
取引業者
輸出業者
スモールスケールマイニング(ASM)
製錬業者 & 精製業者
再生利用廃棄物
製錬業者 & 精製業者
精錬鉱物から電子部品供給へ
取引業者
加工業者 & 製造業者
部品メーカー
ST顧客:
製品メーカー & 小売業者
再生利用廃棄物
責任ある鉱物調達に関する申し立ては、STの不正報告窓口よりご報告いただけます。
窓口は、独立した第三者機関が運営しており、ウェブサイトまたは電話(多言語対応)を通じて24時間365日利用できます。
不適切な行為の疑いがある場合や実際に目撃した場合は報告してください。