製品概要
概要
スマート・カップ検知は、コンパクト・ノーマライズド・ヒストグラム(CNH)を使用した、カップの有無と位置を正確に検知できる革新的なソリューションで、システム効率とユーザ体験を向上させる6つの独自の機能を提供する高度なアルゴリズムが含まれています。カップのサイズや材質に関係なく、カップの有無と位置を確実に検出でき、さらには、蒸気があっても液面レベルを検出できる蒸気緩和機能がサポートされているため、手が検出された場合には給湯を停止してユーザの安全性を確保します。
このソリューションは、多様なアプリケーションや製品に合わせてカスタマイズできるため、レストラン、オフィス、業務用飲料サーバ(ソーダ、冷水 / 温水サーバなど)や、冷蔵庫、コーヒー・メーカー、ウォーター・サーバなどの生活家電にも最適です。
STSW-IMG051は、STの第4世代FlightSenseセンサである8 x 8マルチゾーン対応ToF測距センサ(VL53L7CHまたはVL53L8CH)に対応しています。ToF測距センサは、暗い環境下での使用に適しており、小型なためシステムに組み込むことが容易で、さらに暗色のカバー・ガラスを使えば隠すように設置することができます。
GUIを実行するには、Nucleo拡張ボード(X-NUCLEO-53L7A1、X-NUCLEO-53L8A1)とNUCLEO-F401RE Nucleoボードが必要です。また、STM32 Nucleoボードに拡張子基板(SATEL-VL53L7CHまたはSATEL-VL53L8)を接続して使用することもできます。
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特徴
- STSW-IMG051でサポートしている6つの機能:
- カップ検知:カップの有無を検出し、本物のカップとそうでないものを区別
- カップのサイズと位置:カップの高さ、直径、カップの位置(x/y)を測定
- サイズや材質に関係なく、あらゆるタイプのカップを検出
- ユーザの安全性を確保:手を検出すると液体の充填を停止
- 蒸気が存在する場合でも液体レベル検出を可能にする蒸気緩和機能
- 液面レベルの検出:カップが充填される際の液面レベルを測定
- これらの高度なアルゴリズムの使用と設定を容易にするためにSTSW-IMG051に含まれているもの:
- グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)
- GUIのユーザ・ガイド
- 2つのFlightSense製品をサポート:
- VL53L7CH:8 x 8マルチゾーン対応ToF測距センサ、90度FoV
- VL53L8CH:低消費電力で高性能な8 x 8マルチゾーン対応ToF測距センサ
- FlightSense技術をベースとしたスマート・カップ検知のメリット:
- 競争力のあるソリューション:さまざまな特徴を備えた革新的な機能
- 「オール・イン・ワン・センサ」は、組み込みが簡単で、暗いカバー・ガラスの後ろに隠すように設置することが可能
- 低消費電力で、どんなアーキテクチャにも容易に組み込み可能
- STSW-IMG051でサポートしている6つの機能: