SLLIMM 2ndシリーズは、小型で効率の良い、オプション機能を持つ、STのデュアル・インライン・インテリジェント・パワー・モジュール・ファミリの製品です。
このデバイスは、IGBTまたはスーパージャンクション(SJ)MOSFETを搭載した3相インバータをベースとし、8A~35Aの電流容量と600Vの降伏電圧を特徴としています。フルモールドおよび上面冷却型のダイレクト・ボンド・カッパー(DBC)パッケージ・オプションにより、これらのIPMは低~中消費電力および高消費電力アプリケーションに対応します。
SLLIMM 2ndシリーズは、生活家電(洗濯機、ポンプ、ファン、およびエアコン・ユニット)や、300W~3kWのハードスイッチング回路で最大20kHzにて動作するモータ・ドライブで、高い効率を保証します。
SLLIMM 2ndシリーズは、より小型のヒートシンクの使用を可能にすることでアプリケーションのコストをさらに削減することができる、より高い性能、より広い電流範囲、および追加のパッケージ・テクノロジー・オプションを提供します。
このシリーズは、2つのドライバ(1つはハイサイド、もう1つはローサイド)、および改良されたトレンチゲート・フィールドストップIGBTとフリーホイール・ダイオードまたはファストリカバリ・ボディ・ダイオード付きNチャネル・スーパージャンクションMOSFETをベースとした電源セクションを組み合わせています。この組み合わせは効率を高め、EMIと全体的な損失を最小限に抑え、より優れた耐短絡時間を保証します。
内蔵温度センサおよび / またはNTC(負温度係数)オプションが利用可能です。
アプリケーション:
SLLIMM 2nd シリーズIPMは、伝導エネルギーとスイッチング・エネルギーの最適なバランスを提供する製品です。さらにそのうえ、高い堅牢性とEMI特性を提供します。これらによって、ハードスイッチング回路で最大20kHzにて動作する低~中消費電力モータの効率を向上させる理想的な製品となっています。
製品タイプ
SLLIMM 2nd シリーズは、600Vの降伏電圧と、25℃で8A~35Aの定格電流を特徴としています。
SJ-MOSFETバージョンは、最小100mΩの非常に低いRDS(on)とより低い熱抵抗を備えているため、定常動作および低負荷で動作するハイエンドのエアコン・ユニットを含むアプリケーションでの効率を最大化するために適した選択肢です。
パッケージ・オプションとして、フル・モールド・オプションは中消費電力プラットフォーム向けのコスト効率に優れたソリューションであり、DBCオプションは熱抵抗(RTH値)が最小のため、より高い消費電力に確実に対応できます。
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メリット
- 低い導通損失
- 最大動作ジャンクション温度:IGBT:175℃、SJ MOSFET:150℃
- 低EMI向けに最適化されたドライバとシリコン
- DBCパッケージ・バージョンでの最低のRTH値
- ブートストラップ・ダイオード内蔵
- 独立したオープン・エミッタ出力
- オンボードNTCサーミスタ
- ローサイド・ドライバに温度センサを内蔵
- 誤動作防止用コンパレータ
- 入力シャットダウン / フォルト出力
- UL 1557認定、最大2000VRMS/min
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