産業および車載アプリケーション向けの超低消費電力と高精度を備えたオペアンプTSU11xは、シングル・チャネル(TSU111)、デュアル・チャネル(TSU112)、および4チャネル(TSU114)のラインアップを揃えており、3.3V供給時には1チャネルあたり900nA(最大1.2µA)の超低消費電力を実現できます。
精度においては最大150µV(11.5kHzのゲイン帯域幅積)の高い精度を実現しており、センサ・シグナル・コンディショニング、バッテリ駆動、および携帯アプリケーションに最適です。この製品シリーズは、コイン型リチウム電池などで駆動する低消費電力アプリケーションにもご利用いただけます。
アプリケーション例
TSU111/112/114
- ガス・センサ:CO、O2およびH2S
- アラーム:PIRセンサ
- エナジー・ハーベスティングおよびウェアラブル製品向けのシグナル・コンディショニング
- 超長寿命のバッテリ駆動アプリケーション
- バッテリ用電流センシング
- アクティブRFIDタグ
TSU111IY / 112IYおよびTSU111H
- バッテリ・マネージメント・システム
- オンボード・チャージャ(OBC)
- ワイヤレス充電器
関連情報
低周波数オペアンプをベースにしたアプリケーションと標準的なオペアンプをベースにした回路図を使用し、初期動作確認や教育用ハンズオンに最適なトレーニング・キットです。
回路図や部品を選択してアナログ回路を設計し、設計した回路を用いて電気シミュレーションを実行することにより、迅速かつ正確なシミュレーションと信頼性の高い設計検証を行える設計支援ツールです。
以下の内容を含むクイック・リファレンス・ガイドをご活用頂けます。
- アプリケーション毎に最適なオペアンプの選択方法
- オペアンプの主な用途とパラメータ
- STのモバイル・アプリを利用したオペアンプの選定
- オペアンプの命名規則や用語
使いやすい製品セレクタにより、スムーズでシンプルな選択が可能です。お使いのアプリケーションに最適なオペアンプ、コンパレータ、その他のシグナル・コンディショニング・デバイスを簡単に見つけることが可能です。Google Play、App Store、Wandoujiaから入手可能です。
STM32 Nucleoガス拡張ボードは、電気化学式COセンサが搭載されておりSTM32 Nucleo開発ボード上のマイクロコントローラと併せて機能します。2つのTSU111オペアンプが実装されており、これらのオペアンプによりシグナル・コンディショニングを実現します。