アプローチ
このソリューションでは、公開データセットで学習済みで、STM32上で動作し、非常に高い精度が得られるモデルを提案します。
このモデルは、STM32H747ディスカバリ・キットとSTM32 Model zoo Pythonスクリプトを使用して容易に実装可能です。
ここで紹介するユース・ケースでは、植物葉データセットに基づいて病害を識別します。
センサ
データ
データ形式
39種類の植物の葉と背景画像
RGBカラー画像
結果
モデル高速ダウンサンプリングMobileNet 0.25
入力サイズ:224 x 224 x 3
メモリフットプリント:
ウエイト用 137 KBフラッシュ
アクティベーション用 152 KBRAM
精度
フロートモデル: 99.82%
量子化モデル: 99.62%
STM32H747 (Highperf) @ 400 MHz でのパフォーマンス
推論時間: 63.2 ms
フレームレート: 16 fps
混同行列
モデル・リポジトリ ST Edge AI Model Zoo
リファレンスAIモデル群は、付属の実装スクリプトを使用してSTの機器上で動作するよう最適化されています。Model zooはAIの機能を組込みアプリケーションへ追加するための価値あるリソースです。
コード最適化ツール STM32Cube.AI
無償のSTM32Cube拡張パッケージX-CUBE-AIにより、ニューラル・ネットワークや機械学習モデルといった学習済みAIアルゴリズムを、STM32に最適化されたCコードへ自動変換できます。
対応製品 STM32H7シリーズ
Arm® Cortex®-Mベース32bitマイコンのSTM32ファミリは、マイコン・ユーザに高いレベルの自由を提供します。完全統合性および開発の容易さを維持しながら、高性能、リアルタイム性能、豊富な機能、デジタル信号処理、低消費電力 / 低電圧駆動、およびコネクティビティを兼ね備えた製品を提供します。