LDO(低ドロップアウト)リニア・レギュレータは、きわめて低い入出力電圧差(ドロップアウト電圧)で動作するリニア・ボルテージ・レギュレータです。デバイスの発熱による電力損失を最小限に抑え、変換効率の向上に貢献します。
STが提供するクラス最高レベルのLDOレギュレータの製品ポートフォリオ
LDOレギュレータとリニア・レギュレータの比較
リニア・ボルテージ・レギュレータはコスト効率に優れ、外付け部品をほとんど必要としないシンプルな設計により、安定して制御された出力電圧を供給します。LDOレギュレータは、出力電流が数アンペア未満で、入出力電圧差の小さいアプリケーションにおいて優れたコストパフォーマンスを実現します。
LDOレギュレータとスイッチング・コンバータの比較
LDOレギュレータは、DC-DCスイッチング・コンバータと比べて、リップルが生じないため、きわめてノイズの少ない電源電圧が得られます。また、外付けの受動部品が最小限で済むため、設計工数の削減に貢献します。

STのLDOレギュレータは以下の特徴があります。
- 低ドロップアウト電圧
- 低静止電流(低IQ)
- 高速過渡応答
- 低ノイズ
- 高いリップル除去比
STの超低ドロップアウト・レギュレータは、コンスーマ向け、産業向け、および携帯型医療機器におけるバッテリ駆動アプリケーションに適した以下の特徴を持ちます。
- バッテリ駆動時間を延ばす超低静止電流(最小0.3µA)
- 最小基盤面積を実現する超小型パッケージ・オプション(0.65mm x 0.65mmフリップチップ、0.47mm x 0.47mm STSTAMP™など)
高いPSRR(電源電圧変動除去比)と低ノイズにより、信頼性の高い信号を信号パス全体の幅広い入力電圧 / 出力電流にわたり実現します。

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A flexible power management solution to design your project quickly and efficiently
The STEVAL-QUADV01 evaluation board is a versatile tool based on different step-down regulators: the L6981, L7983, ST1PS03, and the ST730 LDO. These regulators offer a range of features and capabilities that make the board suitable for a wide range of applications.
The board offers four distinct approaches for generating a 5 V output voltage, which can be conveniently adjusted to alternative values by modifying the resistors in the feedback networks' resistive dividers.
To simulate and configure the L6981, L7983, and ST1PS03 step-down converters, you can use the eDesignSuite and eDSim software tools. It enables you to optimize the performance of the regulators meeting the specific needs of your application, before verifying the results on the evaluation board.