LDO(低ドロップアウト)リニア・レギュレータは、きわめて低い入出力電圧差(ドロップアウト電圧)で動作するリニア・ボルテージ・レギュレータです。デバイスの発熱による電力損失を最小限に抑え、変換効率の向上に貢献します。
STが提供するクラス最高レベルのLDOレギュレータの製品ポートフォリオ
LDOレギュレータとリニア・レギュレータの比較
リニア・ボルテージ・レギュレータはコスト効率に優れ、外付け部品をほとんど必要としないシンプルな設計により、安定して制御された出力電圧を供給します。LDOレギュレータは、出力電流が数アンペア未満で、入出力電圧差の小さいアプリケーションにおいて優れたコストパフォーマンスを実現します。
LDOレギュレータとスイッチング・コンバータの比較
LDOレギュレータは、DC-DCスイッチング・コンバータと比べて、リップルが生じないため、きわめてノイズの少ない電源電圧が得られます。また、外付けの受動部品が最小限で済むため、設計工数の削減に貢献します。

STのLDOレギュレータは以下の特徴があります。
- 低ドロップアウト電圧
- 低静止電流(低IQ)
- 高速過渡応答
- 低ノイズ
- 高いリップル除去比
STの超低ドロップアウト・レギュレータは、コンスーマ向け、産業向け、および携帯型医療機器におけるバッテリ駆動アプリケーションに適した以下の特徴を持ちます。
- バッテリ駆動時間を延ばす超低静止電流(最小0.3µA)
- 最小基盤面積を実現する超小型パッケージ・オプション(0.65mm x 0.65mmフリップチップ、0.47mm x 0.47mm STSTAMP™など)
高いPSRR(電源電圧変動除去比)と低ノイズにより、信頼性の高い信号を信号パス全体の幅広い入力電圧 / 出力電流にわたり実現します。
