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オン / オフ・コントローラ

STM6600およびSTM6601スマート・プッシュ・ボタン・オン/オフ・コントローラ・チップは、バッテリ駆動デバイスを様々な方法で保護します。 一つには、システムのパワーアップシーケンスにおいてバッテリ残量が不足している場合、立ち上げを行わない事により、システムの損傷を不是グ機能です。 また、電源に障害を検出したときのパワーアップを中止することもできます。

STM660x ICは、通常動作中にクラッシュやフリーズした製品をユーザが復旧させるのに役立つSmart Reset機能も実装しています。 スマートリセット機能は、外部コンデンサ容量によって調整されるボタン押下時間の間、プッシュボタンを押すことによって実現されます。 このリセット機能により、メカニカル・リセットボタンの為の穴開けが不要になり、設計コストを削減することが可能です。また、防水性を高めることも可能です。

STM660xデバイスに集積された保護機能により、30~40個のディスクリート部品、または独立した電圧レギュレータ、クロック、およびバッテリの状態を判断するための電圧検出器とともに、CPLD(complex programmable logic device)が置き換えられます。 代わりに、専用の管理機能を持つマイクロコントローラを使用することもできますが、これも外部水晶発振子と電圧検出器を必要とし、プログラムしなければなりません。

STM660xの2 X 3mmのフットプリントは、他のすべての代替方式でのフットプリントの半分にも達しません。 また、動作時の消費電流は6µAと低く、ゼロパワー・シャットダウン・モードでは1µA未満です。