STは、長年にわたり、環境問題に特化したプログラムを通じて環境フットプリントの削減に向けた積極的な取り組みを続けています。2019年には、2025年をターゲットにした温室効果ガスの排出量削減目標を達成し、2016年比で生産単位あたり21%の排出量削減を実現しました。
STは、事業活動の持続可能性に関するより高度な目標やアクション・プランを継続的に更新しています。
STは、創立40周年を迎える2027年までにカーボン・ニュートラルを実現することを目標にしています。
カーボン・ニュートラル実現に向けた包括的ロードマップには、2つの具体的な目標が含まれています。
- 2027年までに再生可能エネルギーの使用率100%を達成
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カーボン・ニュートラル実現に向けた取り組み
- STの拠点から排出される直接排出量を、PFC*(パーフルオロ化合物)除害装置などの対策により可能な限り削減(スコープ1)
- 省エネ・プログラムへの投資: STのすべての拠点において、電力消費に伴う間接炭素排出量の削減方法を特定・導入することで電力消費量を削減(スコープ2)
- 電力購入契約、自家発電、グリーン電力証書を通じ、2027年までに再生可能エネルギーの使用率100%を達成
- 製品輸送、出張および通勤に伴う間接排出量を、STの成長に伴う新規排出量と相殺することで削減(スコープ3)
- 森林再生や革新的な炭素隔離プログラムによる補完
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パリ協定1.5℃目標を2025年までに達成STは、温室効果ガスの排出量削減に向けた国際的な取り組みであるSBTi(Science Based Targets initiative)に参加しており、STの目標はCOP21で合意されたパリ協定1.5℃目標に準拠しています。具体的には、直接・間接的な炭素排出量(絶対量)の50%削減(2018年比)を目指しています。 |
パートナーシップおよびオープン・イノベーション
STは、外部のパートナーと協力し、革新的なグリーン・ソリューションの開発に取り組んでいます。また、このイノベーションに向けてさまざまなステークホルダーに参加を呼びかけており、エコシステム全体で取り組みを推進しています。
持続可能な開発目標(SDGs)への貢献 | ||||||
![]() ![]() ![]() | エネルギー & 気候変動に関するSTの取り組みやプログラムは、以下の目標に貢献しています。
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各プログラムおよびパフォーマンスの詳細については、最新のサステナビリティ・レポートをご覧ください。
STの環境ポリシーおよび手順では、環境汚染の防止、天然資源の消費量削減、廃棄物の削減、および製造による環境への影響を最少化するための方法を説明しています。STの環境ポリシーは、国際的な規制や地域的規制に準拠しており、エコマネジメント・監査制度(EMAS)やISO14001 / 14064 / 50001といった国際規格を導入しています。
また、STの環境ポリシーは、過去6年~7年間の取り組みをまとめたサステナビリティ・チャーターによって裏付けられており、2014年~2020年の環境十戒に代わるものです(環境十戒の結果の詳細については、2021年のサステナビリティ・レポートをご覧ください)。