本製品は30MHzのゲイン帯域幅に対応しており、ユニティ・ゲインにおいても安定した動作が可能なオペアンプです。また、ノイズや入力バイアス電流による影響をほとんど受けない測定精度が特徴です。
TSV782は、2.0V~5.5Vの単一電源で動作可能で、47pFの容量性負荷で仕様を規定しているため、A/Dコンバータの入力バッファとして使用することが可能です。また、消費電力と速度のバランスが優れています。そのためTSV782は、高精度かつ広帯域のセンサ・インタフェースに最適な製品です。
主な機能
- ゲイン帯域幅積:30MHz、ユニティ・ゲインで安定動作
- スルー・レート:20V/µs
- 低入力オフセット電圧:50µV 標準(最大200µV)
- 低入力バイアス電流:2pA 標準
- 低入力電圧ノイズ密度:7nV/√Hz @ 10kHz
- 広い電源電圧範囲:2.0V~5.5V
- レール・ツー・レール入出力
- 動作温度範囲:-40℃~+125°C
- 車載用グレード製品あり
アプリケーション例
- • 広帯域ローサイド / ハイサイド電流センス・アンプ
- • フォトダイオード・インピーダンス変換用アンプ
- • A/Dコンバータの入力バッファ用アンプ
- • 太陽光発電システムのパワー・マネージメント
- • HEVおよびEVのパワー・マネージメント
関連情報
以下の内容を含むクイック・リファレンス・ガイドをご活用頂けます。
- アプリケーションに適したオペアンプの選択方法
- オペアンプの主な用途とパラメータ
- STのオペアンプ・アプリケーションを使ってオペアンプを選択
- STのオペアンプの命名規則
- 用語
この紹介動画では、5V系広帯域デュアル・オペアンプTSV792の主要な特徴とメリットのほか、特定のアプリケーションで求められる仕様と性能についても説明します。
使いやすい製品セレクタとパラメータ検索エンジンにより、スムーズでシンプルな選択が可能です。お使いのアプリケーションに適したオペアンプ、コンパレータ、その他のシグナル・コンディショニング・デバイスを迅速にお探しいただけます。Google Play、App Store、Wandoujiaから入手可能です。
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本カタログは、自動車産業で求められる電圧制御、DC-DC変換、信号増幅、電流センシング、LED駆動に対してSTの製品やソリューションの幅広い製品ポートフォリオをご紹介しています。その他の設計リソースに関するアプリケーション情報なども含まれています。