1200V IGBT Mシリーズは、トレンチ・フィールドストップ(TFS)テクノロジーに基づき、2kHz~20kHzのスイッチング周波数で動作するアプリケーション向けに設計されています。これらのIGBTは、導通特性とスイッチング特性が最適化されており、産業用駆動装置、冷暖房空調設備、産業用ポンプ、太陽光発電システムのインバータやUPSに理想的です。IGBTはSTPOWERファミリの製品です。
10µsの最小短絡保証時間(スタート時Tᴊ 150℃の場合)、175℃の最高動作接合温度(Tᴊ)、および広い安全動作領域(SOA)により、厳しい環境における堅牢な性能を実現します。
STPOWER IGBT 1200V Mシリーズは、ディスクリート・パッケージ(TO220、標準やロングリードのTO-247、およびMAX247ロングリード・パッケージ)では定格電流8A~50A、ベア・ダイでは最大75Aの製品があります。
主な特徴
- 最大20kHzのアプリケーション向けの低損失IGBTシリーズ
- 1200Vのブレークダウン電圧、10µsの最小短絡定格時間(スタート時TJ 150℃の場合)、および175℃の拡張最高動作温度(TJ)による、高い堅牢性と信頼性
- 低熱抵抗の薄型IGBTダイ
- 正温度係数を持つVCE(sat)および狭いパラメータ分布による設計の簡略化および容易な並列化
- ファストリカバリ向けに最適化されたダイオード(高度のソフト・リカバリ、低EMI、低ターンオン損失)
STの幅広いSTPOWER製品ポートフォリオは、最先端のパッケージと保護を兼ね備えることで高い信頼性と安全性を実現しています。これにより、設計者は、長寿命のカスタマイズされた高効率のアプリケーションに適したソリューションを容易に見つけることができます。