電子回路内で電磁干渉(EMI)フィルタを使用することで、隣接する回路からの不要な外部電磁信号に対するシステムの耐性を強化します。またEMIフィルタによって不要な周波数帯の信号を除去することで、同じ隣接する回路を妨害する恐れのある電磁波の放射(ノイズ)を回避します。
EMIノイズは、結合(静電容量または磁気)、導通(コモン・モードまたは差動モード)、あるいは電磁場結合(アンテナ効果)によって、有益なデータ・ライン信号に悪影響を及ぼしたり、機能を変えてしまう恐れがあります。
STのEMIフィルタは、電子設計者の設計時間を短縮し、必要な性能レベルを達成するために役立ちます。
EMIフィルタとASIPテクノロジーの主なアプリケーション
EMIフィルタ:
ASIPテクノロジー:
HDMI 2.0、
HDMI 2.1、
MIPI DSI、
CSI通信
USB 4.0
EMIフィルタおよびASIP製品のタイプ
STのEMIフィルタおよびASIP製品ポートフォリオには、電源ラインや信号ラインに存在する高周波数の電磁ノイズを低減できるように設計された主に4種類のソリューションが用意されています。これらの柔軟性の高い高集積なソリューションにより、電子エンジニアは、開発時間と開発コストを抑えながら主要な設計課題に対処できます。
STのEMIフィルタとASIPテクノロジーのメリット
STのEMIフィルタとECMFは、必要とされるESDプロテクションのモノリシックな集積をシステム・レベル(IEC 61000-4-2レベル4 +8kVコンタクト規格に準拠)で提供すると同時に、小型化のために、デジタル / アナログ通信ライン上のEMIノイズを低減できます。
主なメリット:
- 同等のディスクリート・ソリューションに比べ、必要なPCBスペースを縮小
- 静電放電やEMI / コモン・モード・ノイズに対するアプリケーションの堅牢性を向上
- ディスクリート構成によるソリューションよりも寄生インダクタンスが低いことから、より広範囲の周波数を除去
- (ディスクリート・ソリューションの場合と異なり)設計者がPCBレイアウトのわずかな変更を必要とする場合にフィルタの共振周波数が変化しないため、柔軟な設計が可能
- EMIフィルタを1次(R-C)または2次(L-C)で提供