これらの新しいアーキテクチャは、車両のデジタル化、電動化、最終的には性能、安全性、ユーザ・エクスペリエンスの改善など、モビリティの将来トレンド実現の要となります。
電気 / 電子(E/E)アーキテクチャ & ソフトウェア定義型自動車(SDV)
製品とソリューション
Stellar 32bit車載用マイクロコントローラ
Stellarプラットフォームは、汎用性の高いArm®ベースのアーキテクチャを中心に構築された複数の車載用マイクロコントローラ・シリーズで構成されています。Stellar PおよびStellar Gシリーズは、マルチASIL ECUのリアルタイム仮想化に対応するために設計されました。これに対して、Stellar Eシリーズは、電動化のニーズに応えることを目的としています。
シリーズは、いずれも充実したI/Oとペリフェラルを実装しており、最新の自動車ECUソリューションに最適です。Stellar P & G製品ラインには、STのPCMテクノロジーに基づいて構築されたxMemoryが内蔵され、他のeNVMテクノロジーと比較して2倍以上のメモリ密度を提供します。xMemoryを搭載したStellarは、現在および将来のアプリケーションのニーズに余裕を持って対応できる容量を備えているのです。
ワイヤ・ハーネス保護用スマート・スイッチSTi²Fuse
STi²Fuseは、車載用パワー・ディストリビューション・システムの標準的な溶断ヒューズを置き換えるために設計されたインテリジェント・ヒューズの新しい製品ファミリです。
部品コストと生産コストを削減できるだけでなく、EVの航続距離を伸ばし、車両の二酸化炭素排出量を削減します。このデバイスが提供する監視、制御、デジタル・インタフェースの機能により、車載システムは、ISO26262および関連する安全度水準(SIL)に準拠できるようになります。
パワー・マネージメントIC(PMIC)とシステム・ベース・チップ(SBC)
STは、車載電子システム向けにチューニングされたパワー・マネージメントIC(PMIC)やシステム・ベース・チップ(SBC)を幅広く提供しています。
SPSB081やSPSB100GなどのPMICは、システムの集積度を高めるために、電力消費を削減する複数のスタンバイ・モード、プログラム可能なローカルおよびリモートのウェイクアップ機能、内蔵のLINおよびCAN-FD通信インタフェースをはじめとする高度なパワー・マネージメント機能を多数備えています。
車載用PMICは、部品数と実装面積を最小化するとともに、市場で需要の高い主要機能をすべて統合するように設計されています。総合的な診断機能、電気的保護機能、冗長性を備えた製品(例:STPM801)、大きな電流負荷に対応する製品(STPM098C)、降圧 / 昇圧コンバータ(STPM802A)があります。多様なアプリケーション要件を満たすために、シーケンス制御、監視、低電力モードの機能を追加し、柔軟性の高い電圧オプションを用意しました(STPM066S、SPSA068、L5965)。
PMICとSBCは、いずれもデバイスの制御と診断用にSPIインタフェースを搭載しているため、マイコンに基づくソフトウェア開発とシームレスに統合できます。さらに、ASIL(Automotive Safety Integrity Level)要件などの機能安全性規格に準拠した機能も搭載しています。
Ethernet 10BASE-T1Sプロトコル
OPEN Alliance TC18は、軽量のクライアント/サーバ通信テクノロジーとしてRCP(Remote Control Protocol)を規定しています。このプロトコルにより、ホスト上で動作するアプリケーション・ソフトウェアが、Ethernet接続経由でブリッジ・デバイスに接続されたペリフェラルを、リモート制御できます。このことから、クライアントとして機能するZCUと、サーバとして機能するリモート・エンドポイント間の通信に適したプロトコルと言えます。
CAN-FDプロトコル
CAN-FD(CAN with Flexible Data-rate:柔軟なデータ・レートのCAN)は、従来のCAN(CAN 2.0)を拡張したプロトコルです。CAN-FDはCAN 2.0の後継プロトコルです。極めて高いセキュリティ・レベルで分散リアルタイム制御に効率的に対応します。CAN-FDはBosch社によって開発され、ISO 11898-1:2015として標準化されました(産業用、車載用、一般的な組み込み通信に最適)。